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日経平均株価
始値 28309.60
高値 28533.74(12:30)
安値 28226.43(09:33)
大引け 28517.59(前日比 +579.78 、 +2.08% )
売買高 10億1566万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3405億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反発、終値で2万8500円台まで上値を伸ばす
2.前日の欧米株安も日経平均は急落していた反動で自律反発
3.米株市場ではオミクロン株と大型経済対策の不成立を嫌気
4.アジア株市場が総じて高く、米株先物の上昇で強気を助長
5.半導体主力株が大きく買われ、全体株価の押し上げに貢献
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比433ドル安と3日続落した。オミクロン株の感染拡大に対する警戒感が強まったほか、米財政支出法案に対する有力議員が不支持を表明し成立が見通しにくくなったことなどが嫌気された。
東京市場では、広範囲に買いが優勢となり日経平均株価は大幅高。前日の欧米株安も東京市場は事前に下げていたことで影響は限定的だった。
21日の東京市場は、主力株をはじめ幅広く買い戻され、日経平均は3日ぶり急反発に転じた。ここ先物を絡め全体指数の上下動が激しくなっているが、本日は特に買いの材料が出たわけではないものの、前日までのリスクオフの巻き戻しで一気に切り返す形となった。前日の米国株市場では、新型コロナウイルスのオミクロン株に対する警戒に加え、バイデン政権が掲げる1兆8000億ドル規模の大型経済対策の成立のメドが立たなくなったことで、これを嫌気する売りに晒された。しかし、この悪材料はいずれも東京市場には直接関係がなく、足もとでは下げ過ぎの反動でリバウンド狙いの買いが優勢となった。アジア株市場が総じて堅調だったことや、米株価指数先物が強調展開を示していることで市場心理が改善した。半導体セクターに買いが流入し全体株価の押し上げに貢献した。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力株が大幅高に買われたほか、任天堂<7974>の上げ足も目立った。塩野義製薬<4507>が売買代金を伴い値を飛ばし、ファーストリテイリング<9983>も上昇。日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株も堅調。クラウディアホールディングス<3607>が急騰、ブラス<2424>はストップ高。ネットプロテクションズホールディングス<7383>も大幅高となった。日本証券金融<8511>も高い。
半面、日本M&Aセンターホールディングス<2127>が急落、井筒屋<8260>も大幅安。日機装<6376>、ベルーナ<9997>、エプコ<2311>なども大きく水準を切り下げた。テスホールディングス<5074>が安く、マツキヨココカラ&カンパニー<3088>、ラクーンホールディングス<3031>なども軟調。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、ファストリ <9983> 、アドテスト <6857> 、ファナック <6954> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約226円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は電通グループ <4324> 、アステラス <4503> 、出光興産 <5019> 、ニチレイ <2871> 、日産自 <7201> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約2円。うち1円は電通グループ1銘柄によるもの。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)その他製品、(3)証券商品先物、(4)ゴム製品、(5)電気機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)電気・ガス業、(2)石油石炭製品、(3)保険業、(4)鉄鋼、(5)輸送用機器。
■個別材料株
△ロボホーム <1435>
21年12月期に3期ぶり復配となる1円配当を実施。
△Tワークス <3997> [JQ]
コネクテッドコマースと資本・業務提携。
△バルテス <4442> [東証M]
子会社を通じてカラーアンドデコの増資を引き受け。
△塩野義 <4507>
新型コロナ経口薬のオミクロン株への有効性確認。
△ラクオリア <4579> [JQG]
久光薬 <4530> とライセンス契約を締結し21年12月期業績予想を上方修正。
△あすか薬HD <4886>
22年3月期純利益予想を上方修正。
△MARUWA <5344>
東海東京証券が投資判断を格上げ。
△サイジニア <6031> [東証M]
Yext App Directoryパートナーに認定。
△レントラクス <6045> [東証M]
11月度取扱高は44%増。
△FFJ <7092> [東証M]
12月27日付で東証1部に市場変更。
▼日本M&A <2127>
子会社の売上期間帰属などに関する調査を開始。
▼ベルーナ <9997>
いちよし証券がレーティングを引き下げ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)クラウディア <3607> 、(2)ブラス <2424> 、(3)ネットプロ <7383> 、(4)クロスキャト <2307> 、(5)日証金 <8511> 、(6)マーケットE <3135> 、(7)MARUWA <5344> 、(8)Gunosy <6047> 、(9)あすか薬HD <4886> 、(10)洋機械 <6210> 。
値下がり率上位10傑は(1)日本M&A <2127> 、(2)井筒屋 <8260> 、(3)ベルーナ <9997> 、(4)日機装 <6376> 、(5)はるやまHD <7416> 、(6)エプコ <2311> 、(7)スペース <9622> 、(8)セック <3741> 、(9)ポプラ <7601> 、(10)ファルテック <7215> 。
【大引け】
日経平均は前日比579.78円(2.08%)高の2万8517.59円。TOPIXは前日比28.46(1.47%)高の1969.79。出来高は概算で10億1566万株。東証1部の値上がり銘柄数は1673、値下がり銘柄数は430となった。日経ジャスダック平均は3792.69円(0.46円高)。
[2021年12月21日]
株探ニュース
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