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*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~利食い優勢も下値の堅さは意識される~
21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■利食い優勢も下値の堅さは意識される
■CYBOZU、24/12上方修正 営業利益 41.17億円←30.97億円
■前場の注目材料:住友商事、ルーマニア社を買収、低環境負荷の肥料販売
■利食い優勢も下値の堅さは意識される
21日の日本株市場は、こう着感の強い相場になりそうだ。20日の米国市場は、NYダウが299ドル高、ナスダックは140ポイント安だった。新規失業保険申請件数の減少を受けた金利の上昇が嫌気された一方、住宅着工件数やフィラデルフィア連銀景況指数が経済の減速を示し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が支えとなった。
ナスダック指数は朝方過去最高値を付けたが、午後に入り軟調に推移。株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングを翌日に控え、連日上昇を続けていた半導体エヌビディアを中心に売られた。シカゴ日経平均先物は日中大阪比65円安の38545円。円相場は1ドル158円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38710円まで買われた後に38400円まで売られたが、終盤にかけて買い戻され、38600円と小幅な下げで終えた。売りが先行する格好となろうが、下値の堅さは意識されそうだ。エヌビディアは高値更新後に下落に転じたことから、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角には利益確定の売りが入りやすく、日経平均株価の重荷になりそうだ。
強い基調が継続しているTDK<6762>やソフトバンクG<9984>なども利食いが入りやすいと考えられるが、ソフトバンクGについては外資系証券で格上げが観測されていることから、押し目買い意欲は強そうである。昨日の日経平均株価はボリンジャーバンドの-1σを挟んだ、-2σと25日線でのレンジだった。-1σは38450円辺りに位置しているため、同水準に接近する局面では、その後のリバウンドを想定した押し目買いに向かわせよう。
また、本日はハイテク株には利食いが入りやすいと考えられるものの、AI関連への成長期待は根強いことから、半導体株へは資金流入が継続しやすいだろう。そのほか、PBR1倍割れや高配当銘柄への物色意欲も強いことから、相場全体が弱含み局面においては、相対的な底堅さがみられる可能性はありそうだ。
■CYBOZU、24/12上方修正 営業利益 41.17億円←30.97億円
CYBOZU<4776>は2024年12月期業績予想の修正を発表。売上高は287.30億円から295.45億円、営業利益を30.97億円から41.17億円に上方修正した。売上高については、主に2024年5月30日に公表したクラウドサービスの価格体系改定等の影響を反映させたことや為替変動の影響により、前回発表予想を上回る見込みとなった。利益面については、人件費等について年内に費消しない費用が積みあがってきたことが主な要因。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38633.02、+62.26)
・NYダウは上昇(39134.76、+299.90)
・1ドル=158.90-00円
・米原油先物は上昇(81.29、+0.58)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・住友商事<8053>ルーマニア社を買収、低環境負荷の肥料販売
・ニッパツ<5991>人事制度を全面刷新、人的資本経営を推進
・NTT<9432>業績高め株価上昇へ、成長事業に積極投資
・ソフトバンクG<9984>LINEヤフーへの出資見直しで韓社と協議
・デンソー<6902>燃料ポンプ不具合を陳謝、再発防止へ技術磨く
・トヨタ自<7203>国内5工場停止、21日午後の再開目指す
・ソニーG<6758>熊本・合志の画像センサー新棟、長崎フル生産後に稼働
・住友ゴム<5110>タイヤの耐摩耗性向上、東北大と、新放射光技術開発
・コマツ<6301>岩塩・カリウム地下掘り掘削機、年内めどに開発
・パルステック工業<6894>社長・青野嘉幸氏、自社商品5割に拡大
・IHI<7013>タイ電力公社とバイオ燃料製造検討
・航空電子<6807>ドローン制御冗長化、装置提案
・双日<2768>東芝と、ブラジルで次世代電池バス実証
・マブチモーター<6592>高橋徹氏、自動運転、電装品に商機
・KDDI<9433>ソフトバンクと、ICTで安全運転支援、新東名高速で実証
・三菱瓦斯化学<4182>バイオメタノールの供給強化、新潟で消化ガス活用
・新田ゼラチン<4977>北大とコラーゲン高速紡糸技術を開発
・荒川化学工業<4968>高木信之氏、ライフサイエンスを開拓
・日本特殊陶業<5334>MIで効率開発、無鉛圧電材料、量産可能に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 5月全国消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+2.6%、4月:+2.2%)
<海外>
・特になし <ST>
■利食い優勢も下値の堅さは意識される
■CYBOZU、24/12上方修正 営業利益 41.17億円←30.97億円
■前場の注目材料:住友商事、ルーマニア社を買収、低環境負荷の肥料販売
■利食い優勢も下値の堅さは意識される
21日の日本株市場は、こう着感の強い相場になりそうだ。20日の米国市場は、NYダウが299ドル高、ナスダックは140ポイント安だった。新規失業保険申請件数の減少を受けた金利の上昇が嫌気された一方、住宅着工件数やフィラデルフィア連銀景況指数が経済の減速を示し、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測が支えとなった。
ナスダック指数は朝方過去最高値を付けたが、午後に入り軟調に推移。株価指数先物と株価指数オプション、個別株オプションの満期日が重なるトリプルウィッチングを翌日に控え、連日上昇を続けていた半導体エヌビディアを中心に売られた。シカゴ日経平均先物は日中大阪比65円安の38545円。円相場は1ドル158円90銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売りが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時38710円まで買われた後に38400円まで売られたが、終盤にかけて買い戻され、38600円と小幅な下げで終えた。売りが先行する格好となろうが、下値の堅さは意識されそうだ。エヌビディアは高値更新後に下落に転じたことから、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の一角には利益確定の売りが入りやすく、日経平均株価の重荷になりそうだ。
強い基調が継続しているTDK<6762>やソフトバンクG<9984>なども利食いが入りやすいと考えられるが、ソフトバンクGについては外資系証券で格上げが観測されていることから、押し目買い意欲は強そうである。昨日の日経平均株価はボリンジャーバンドの-1σを挟んだ、-2σと25日線でのレンジだった。-1σは38450円辺りに位置しているため、同水準に接近する局面では、その後のリバウンドを想定した押し目買いに向かわせよう。
また、本日はハイテク株には利食いが入りやすいと考えられるものの、AI関連への成長期待は根強いことから、半導体株へは資金流入が継続しやすいだろう。そのほか、PBR1倍割れや高配当銘柄への物色意欲も強いことから、相場全体が弱含み局面においては、相対的な底堅さがみられる可能性はありそうだ。
■CYBOZU、24/12上方修正 営業利益 41.17億円←30.97億円
CYBOZU<4776>は2024年12月期業績予想の修正を発表。売上高は287.30億円から295.45億円、営業利益を30.97億円から41.17億円に上方修正した。売上高については、主に2024年5月30日に公表したクラウドサービスの価格体系改定等の影響を反映させたことや為替変動の影響により、前回発表予想を上回る見込みとなった。利益面については、人件費等について年内に費消しない費用が積みあがってきたことが主な要因。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38633.02、+62.26)
・NYダウは上昇(39134.76、+299.90)
・1ドル=158.90-00円
・米原油先物は上昇(81.29、+0.58)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・住友商事<8053>ルーマニア社を買収、低環境負荷の肥料販売
・ニッパツ<5991>人事制度を全面刷新、人的資本経営を推進
・NTT<9432>業績高め株価上昇へ、成長事業に積極投資
・ソフトバンクG<9984>LINEヤフーへの出資見直しで韓社と協議
・デンソー<6902>燃料ポンプ不具合を陳謝、再発防止へ技術磨く
・トヨタ自<7203>国内5工場停止、21日午後の再開目指す
・ソニーG<6758>熊本・合志の画像センサー新棟、長崎フル生産後に稼働
・住友ゴム<5110>タイヤの耐摩耗性向上、東北大と、新放射光技術開発
・コマツ<6301>岩塩・カリウム地下掘り掘削機、年内めどに開発
・パルステック工業<6894>社長・青野嘉幸氏、自社商品5割に拡大
・IHI<7013>タイ電力公社とバイオ燃料製造検討
・航空電子<6807>ドローン制御冗長化、装置提案
・双日<2768>東芝と、ブラジルで次世代電池バス実証
・マブチモーター<6592>高橋徹氏、自動運転、電装品に商機
・KDDI<9433>ソフトバンクと、ICTで安全運転支援、新東名高速で実証
・三菱瓦斯化学<4182>バイオメタノールの供給強化、新潟で消化ガス活用
・新田ゼラチン<4977>北大とコラーゲン高速紡糸技術を開発
・荒川化学工業<4968>高木信之氏、ライフサイエンスを開拓
・日本特殊陶業<5334>MIで効率開発、無鉛圧電材料、量産可能に
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 5月全国消費者物価指数(生鮮食品除く)(前年比予想:+2.6%、4月:+2.2%)
<海外>
・特になし <ST>
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