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日本坩堝のニュース
*08:39JST 前場に注目すべき3つのポイント~金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まる~
28日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まる
■信越化、1Q営業利益 23.6%減 1908億円
■前場の注目材料:駒井ハルテック、洋上風力部品に参入、千葉で26年度にも製造
■金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まる
28日の日本株市場は、日銀の金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まりやすく、波乱含みの展開も警戒されやすいだろう。27日の米国市場はNYダウが237ドル安、ナスダックは77ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派色を弱めたため、買い先行で始まった。4-6月期の国内総生産(GDP)の伸びが予想外に加速したほか、週次失業保険申請件数も前回から予想外に減少したため、リセッション懸念が後退した。しかし、同時に年内の追加利上げ観測も再燃し長期金利上昇が警戒され売りに転じ、終盤にかけ下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比415円安の32505円。円相場は1ドル139円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで寄り付き後ほどなくして節目の33000円を回復すると、一時33220円まで上げ幅を広げる場面も見られた。しかし、日銀の政策修正に関する報道から円相場が一時1ドル139円を割り込むなか、一気に32410円まで売られた。米国市場の下げについても日銀の政策変更に関する報道がトリガーになったと考えられる。そのため、売り一巡後は金融政策決定会合の結果待ちとなりそうだ。
日経平均は前日のリバウンド部分を帳消しにする格好になりそうだが、節目の32500円水準では押し目待ち狙いの買いは意識されやすいだろう。もっとも、金融政策決定会合で報道の通りに政策変更が議論されることになれば、想定されていたとしても仕掛け的な売りが入りやすいだろう。ただし、33220円から一気に32410円まで先物市場で下落したこともあり、ショートは積み上がっている可能性はある。金融政策決定会合の結果が想定内であれば、ショートカバーが強まる可能性もあるため、まずは押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色は決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。昨夕発表した信越化学<4063>の第1四半期業績は予想を下回ったが、3000万株、1000億円を上限とする自社株買いおよび、自社株消却を発表しており、売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。また、米インテルは予想を上回る決算が好感されて時間外取引で8%超の上昇を見せており、半導体株の押し目を狙いたいところだ。
■信越化、1Q営業利益 23.6%減 1908億円
信越化<4063>が発表した2024年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比8.8%減の5992.01億円、営業利益は同23.6%減の1908.20億円だった。塩化ビニルに関しては、中国における建設や住宅投資の弱さから、輸出圧力が収まらず、市況の改善が期待通りに進まなかった。電子材料事業において半導体市場の調整局面が続くなか、シリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料を計画通りに出荷することに注力した。なお、3000万株、1000億円を上限とする自社株買いおよび、自社株消却を発表。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(32891.16、+222.82)
・SOX指数は上昇(3768.27、+68.89)
・米原油先物は上昇(80.09、+1.31)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・駒井ハルテック<5915>洋上風力部品に参入、千葉で26年度にも製造
・日本製紙<3863>倉庫配置・保管を見直し、トラック待機削減
・ローム<6963>半導体を長期供給、産業機器向け専用サイト立ち上げ
・信越化<4063>高機能シリコーン材増強に1000億円投資
・中部電力<9502>グループ会社、用地取得専門会社設立、交渉業務に参入
・大阪ガス<9532>JA三井リースと、非FIT/非FIP太陽光発電7カ所建設
・菊水HD<6912>グループ会社、車載機器向け試験アプリ開発、バッテリーの挙動再現
・ホンダ<7267>BMWグループなどと、北米EV充電網で合弁、年内にも設立
・住友電工<5802>三菱商事テクノスと、金属3Dプリンター受託造形で協業
・大崎電<6644>DXYZと、スマートロックで連携、安全性向上・市場拡大
・日本ルツボ<5355>中国に合弁、耐火物製造の新工場稼働
・石油資源開発<1662>インドネシア国営プルタミナなどとインドネシアで地中貯留、油田CO2圧入
・三菱地所<8802>大成建設と、米アトランタの複合開発に参画、高層ビル建設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 7月東京都区部消費者物価コア指数(前年比予想:+2.9%、6月:+3.2%)
<海外>
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:0.0%、5月:+0.7%) <ST>
■金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まる
■信越化、1Q営業利益 23.6%減 1908億円
■前場の注目材料:駒井ハルテック、洋上風力部品に参入、千葉で26年度にも製造
■金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まる
28日の日本株市場は、日銀の金融政策決定会合の結果に市場の関心が集まりやすく、波乱含みの展開も警戒されやすいだろう。27日の米国市場はNYダウが237ドル安、ナスダックは77ポイント安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)でタカ派色を弱めたため、買い先行で始まった。4-6月期の国内総生産(GDP)の伸びが予想外に加速したほか、週次失業保険申請件数も前回から予想外に減少したため、リセッション懸念が後退した。しかし、同時に年内の追加利上げ観測も再燃し長期金利上昇が警戒され売りに転じ、終盤にかけ下げ幅を拡大した。シカゴ日経225先物清算値は、大阪比415円安の32505円。円相場は1ドル139円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、売り優勢で始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで寄り付き後ほどなくして節目の33000円を回復すると、一時33220円まで上げ幅を広げる場面も見られた。しかし、日銀の政策修正に関する報道から円相場が一時1ドル139円を割り込むなか、一気に32410円まで売られた。米国市場の下げについても日銀の政策変更に関する報道がトリガーになったと考えられる。そのため、売り一巡後は金融政策決定会合の結果待ちとなりそうだ。
日経平均は前日のリバウンド部分を帳消しにする格好になりそうだが、節目の32500円水準では押し目待ち狙いの買いは意識されやすいだろう。もっとも、金融政策決定会合で報道の通りに政策変更が議論されることになれば、想定されていたとしても仕掛け的な売りが入りやすいだろう。ただし、33220円から一気に32410円まで先物市場で下落したこともあり、ショートは積み上がっている可能性はある。金融政策決定会合の結果が想定内であれば、ショートカバーが強まる可能性もあるため、まずは押し目狙いのスタンスになりそうだ。
物色は決算を手掛かりとした個別対応になりそうだ。昨夕発表した信越化学<4063>の第1四半期業績は予想を下回ったが、3000万株、1000億円を上限とする自社株買いおよび、自社株消却を発表しており、売り一巡後の底堅さを見極めたいところである。また、米インテルは予想を上回る決算が好感されて時間外取引で8%超の上昇を見せており、半導体株の押し目を狙いたいところだ。
■信越化、1Q営業利益 23.6%減 1908億円
信越化<4063>が発表した2024年3月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比8.8%減の5992.01億円、営業利益は同23.6%減の1908.20億円だった。塩化ビニルに関しては、中国における建設や住宅投資の弱さから、輸出圧力が収まらず、市況の改善が期待通りに進まなかった。電子材料事業において半導体市場の調整局面が続くなか、シリコンウエハー、フォトレジスト、マスクブランクス等の半導体材料を計画通りに出荷することに注力した。なお、3000万株、1000億円を上限とする自社株買いおよび、自社株消却を発表。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(32891.16、+222.82)
・SOX指数は上昇(3768.27、+68.89)
・米原油先物は上昇(80.09、+1.31)
・米長期金利は低下
・米国景気は拡大
・日銀は金融緩和を継続
・駒井ハルテック<5915>洋上風力部品に参入、千葉で26年度にも製造
・日本製紙<3863>倉庫配置・保管を見直し、トラック待機削減
・ローム<6963>半導体を長期供給、産業機器向け専用サイト立ち上げ
・信越化<4063>高機能シリコーン材増強に1000億円投資
・中部電力<9502>グループ会社、用地取得専門会社設立、交渉業務に参入
・大阪ガス<9532>JA三井リースと、非FIT/非FIP太陽光発電7カ所建設
・菊水HD<6912>グループ会社、車載機器向け試験アプリ開発、バッテリーの挙動再現
・ホンダ<7267>BMWグループなどと、北米EV充電網で合弁、年内にも設立
・住友電工<5802>三菱商事テクノスと、金属3Dプリンター受託造形で協業
・大崎電<6644>DXYZと、スマートロックで連携、安全性向上・市場拡大
・日本ルツボ<5355>中国に合弁、耐火物製造の新工場稼働
・石油資源開発<1662>インドネシア国営プルタミナなどとインドネシアで地中貯留、油田CO2圧入
・三菱地所<8802>大成建設と、米アトランタの複合開発に参画、高層ビル建設
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 7月東京都区部消費者物価コア指数(前年比予想:+2.9%、6月:+3.2%)
<海外>
・10:30 豪・6月小売売上高(前月比予想:0.0%、5月:+0.7%) <ST>
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