2,956円
Kudanのニュース
■アイサンテク <4667> 1,679円 (+232円、+16.0%) 一時ストップ高
アイサンテクノロジー <4667> [東証S]が3日続急騰。上げ幅を拡大し、一時20%を超す上げとなった。日本経済新聞電子版が27日午前11時頃、「警察庁は27日、特定の条件下で運転を完全に自動化する自動運転の『レベル4』の運行許可制度を盛り込んだ改正道路交通法の施行について、2023年4月1日を予定していると明らかにした」と報じた。アイサンテクは自動運転用のマップ技術を持つことから、報道を受けた思惑的な買いが入ったようだ。自動運転に関連したシステムの受託開発などを手掛けるソーバル <2186> [東証S]や、自動車向けを中心に組込み機器向けOSを開発するイーソル <4420> [東証P]、SoC(システム・オン・チップ)の設計・開発を手掛け、自動運転市場の拡大による恩恵が期待されるソシオネクスト <6526> [東証P]も上昇した。
■ポート <7047> 1,160円 (+103円、+9.7%)
ポート <7047> [東証G]が4日続急伸。26日の取引終了後、主軸とする就職領域の23年3月期第2四半期(7-9月)の売上収益は前年同期比66%増収の見込みとなり計画を上回る推移となっていると発表しており、これが好材料視された。第1四半期の就職領域売上収益は前年同期比58%増収と好調だったが、第2四半期においてもインバウンド回復などを主要因とした求人数の増加、採用競争力の激化に伴う獲得単価の増加などによって更に伸長したという。24日にはエネルギー領域の好調な業績動向を発表しており、通期業績の上方修正に期待する買いが向かったようだ。
■九電工 <1959> 3,175円 (+279円、+9.6%)
東証プライムの上昇率2位。九電工 <1959> [東証P]が急反発。26日の取引終了後に発表した23年3月期上期(4-9月)の連結最終利益が前年同期比12.9%増の111億1600万円となり、これを好感する買いが入ったようだ。一部採算性が低い大型工事案件の進捗が重しとなり営業利益は減益となったものの、保有していた有価証券の売却に伴う特別利益を計上したことで最終利益段階では増益を確保した。なお、通期の最終利益予想は従来の250億円(前期比4.6%減)を据え置いている。
■トビラシステ <4441> 992円 (+77円、+8.4%)
東証プライムの上昇率3位。トビラシステムズ <4441> [東証P]が4日続急伸。27日午前10時に、NTTドコモ(東京都千代田区)が同社のデータベースを活用した迷惑SMS対策サービス「あんしんセキュリティ(迷惑SMS対策)」の提供を開始すると発表しており、これが好感する買いが入った。これとあわせてドコモが提供を開始するセキュリティサービスに組み込まれる「迷惑メッセージ対策機能」に必要な役務提供に関する契約を締結したと発表。今回の契約によって、契約期間における売上高の増加見込額が、21年10月期の売上高の10%に相当する額以上となるとしている。
■カプコン <9697> 4,105円 (+300円、+7.9%)
東証プライムの上昇率4位。カプコン <9697> [東証P]が続急伸。8月19日につけた3900円を上回り、上場来高値を更新した。26日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表し、売上高を1200億円から1250億円(前期比13.6%増)へ、純利益を345億円から365億円(同12.1%増)へ引き上げたことが好感された。上期において、6月発売の「モンスターハンターライズ:サンブレイク」が安定した人気を集め業績に大きく貢献したほか、アミューズメント機器事業が好調だった。また、為替の影響による収益上振れ効果もあった。これを受け、下期の販売計画や為替影響なども勘案し、通期予想を見直した。なお、同時に発表した上期(4-9月)決算は、売上高が490億6700万円(前年同期比29.9%減)、純利益が161億4200万円(同27.4%減)だった。
■Kudan <4425> 3,235円 (+236円、+7.9%)
Kudan <4425> [東証G]が3日続急伸し、一時12%を超す上げとなった。27日の取引開始前、車載用センサーを手掛けるイスラエル企業のイノヴィズ・テクノロジーズ
■植松商会 <9914> 625円 (+45円、+7.8%) 一時ストップ高
植松商会 <9914> [東証S]が3日ぶりに急反発。26日の取引終了後、株主優待制度を導入すると発表しており、これを好感する買いが入った。株主優待では、毎年3月20日時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じて500円から3000円分のオリジナルクオカードを贈呈する。また、同時に発表した23年3月期上期(3月21日-9月20日)業績は、売上高33億3800万円(前年同期比9.1%増)、営業利益3600万円(同80.5%増)と20日に業績上方修正した数値での着地となった。設備関連の機械や産業機器の受注が好調だった。
■Aバランス <3856> 2,150円 (+141円、+7.0%)
Abalance <3856> [東証S]が4日続急伸。27日9時20分ごろ、ベトナムのグループ会社において、太陽光パネル製造の第4工場が竣工し、今月中の稼働開始予定と発表しており、これが好感された。新工場は、世界の再生可能エネルギーの需要拡大に対応するもので、同グループ会社の年間生産能力は現行の2.6GWから5.0GWに増強される見通し。なお、23年6月期通期業績に与える影響は精査中としている。
■エコモット <3987> 455円 (+28円、+6.6%) 一時ストップ高
エコモット <3987> [東証G]が3日続急伸、一時ストップ高となった。26日の取引終了後、JR東日本 <9020> [東証P]とKDDI <9433> [東証P]が共同で展開する「空間自在ワークプレイスサービス」のシステム導入と運用支援業務を受託したと発表しており、これが好感された。空間自在ワークプレイスサービスはオフィスや駅などの拠点がつながることで、離れていても同じ場所にいるかのようにチームでのコミュニケーションが可能になるサービス。エコモットは21年5月にJR東日本とKDDIが主催する「空間自在プロジェクト」に参画しており、さまざまなIoTのサービス支援を行っている実績があることから今回の受託に至った。なお、KDDIとは19年1月に資本業務提携している。
■日本新薬 <4516> 8,080円 (+470円、+6.2%)
東証プライムの上昇率6位。日本新薬 <4516> [東証P]が3日続急伸。上昇率は一時9%を超えた。26日取引終了後、23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結業績について、売上高に相当する売上収益が670億円から710億円に、最終利益が113億円から155億円に上振れて着地したようだと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。今期から国際会計基準を適用しており前期との比較はできないが、米国におけるデュシェンヌ型筋ジストロフィーを対象とした治療薬「ビルテプソ」の売り上げが好調だったほか、国内医薬品事業、機能食品事業も堅調に推移した。想定を上回る増収となった一方で、研究開発費が当初の予想を下回り、為替差益も発生した。通期の業績予想については現在精査中であり、11月10日に予定する決算発表時に開示するとしている。
■富士通ゼ <6755> 3,150円 (+150円、+5.0%)
東証プライムの上昇率10位。富士通ゼネラル <6755> [東証P]が3日ぶりに急反発。同社は26日取引終了後、23年3月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の170億円から180億円(前期比2.1倍)に引き上げたことが好感されたようだ。売上高の見通しも従来の3700億円から3900億円(同37.3%増)に上方修正。北米やインドなどを中心に海外向け空調機の販売上積みを見込んでいることに加え、為替の円安が主な要因だとしている。
■日立建機 <6305> 2,870円 (+129円、+4.7%)
日立建機 <6305> [東証P]が大幅高で4日続伸。26日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆400億円から1兆1600億円(前期比13.2%増)へ、売上高から原価及び販管費を除いた調整後営業利益を940億円から1100億円(同17.6%増)へ、純利益を570億円から670億円(同11.6%減)へ上方修正したことが好感された。油圧ショベル需要は上期に続き下期も減少するほか、調達・物流リスクも潜在的に続くものと想定しているものの、上期の業績はコンストラクション・マイニングの新車販売やバリューチェーン事業が好調に推移したことに加え、円安の影響も寄与し大幅に改善している。なお、未定としていた中間配当は50円(前年同期45円)にすると発表しており、期末配当予想は、引き続き未定としている。同時に発表した第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高5789億200万円(前年同期比22.2%増)、調整後営業利益520億6800万円(同36.7%増)、純利益356億8100万円(同11.9%増)だった。
■航空電子 <6807> 2,141円 (+91円、+4.4%)
日本航空電子工業 <6807> [東証P]が大幅高で4日続伸。一時前日26日比137円(6.7%)高の2187円に買われた。26日の取引終了後、未定としていた23年3月期の連結業績予想について、売上高2500億円(前期比11.1%増)、営業利益220億円(同21.9%増)、純利益185億円(同29.1%増)を見込み、40円としていた年間配当予想を50円(前期35円)にすると発表したことが好感された。携帯機器市場では厳しい状況が継続するものの、国内外の産業機器市場の堅調な需要に加え、経済正常化による半導体不足の改善及びサプライチェーンの改善により、自動車市場の需要回復が見込まれる。また、上期で円安の影響も寄与した。なお、下期見通しの前提となる為替レートは1ドル=140円としている。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高1222億600万円(前年同期比9.1%増)、営業利益108億2200万円(同17.3%増)、純利益107億2500万円(同58.1%増)だった。
■エニーカラー <5032> 」 12,530円 (+460円、+3.8%)
ANYCOLOR <5032> [東証G]が大幅反発。株価は一時、前日26日に比べ14%超高に買われ最高値を更新した。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は26日、同社株のレーティングを新規「オーバーウエイト」でカバレッジを開始した。目標株価は2万600円に設定した。同社はVTuber(バーチャルユーチューバー)業界大手で、同グループ「にじさんじ」を運営。6月に東証グロース市場に新規上場している。同証券では「中期的に世界的なVTuber人気拡大から高い収益性が続く」ことをエクイティストーリーとし、株価も割安水準とみている。23年4月期の営業利益は会社予想の55億1000万円~65億10000万円に対して94億円(前期実績41億9100万円)、24年4月期の同利益は190億円への大幅増益を見込んでいる。
■JCRファ <4552> 2,125円 (+78円、+3.8%)
JCRファーマ <4552> [東証P]が大幅続伸、上昇率は一時8%を超えた。26日の取引終了後に発表した23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結決算は、最終利益が前年同期比89.6%減の9億6200万円だった。薬価改定や、アストラゼネカの新型コロナウイルス向けワクチン原液の国内製造の受託が終了したことなどが響き、大幅な最終減益となった。一方、通期の業績予想は据え置いた。決算発表にかけて同社株は下落基調にあったが、いったん悪材料出尽くしと受け止めた投資家の買いが入ったようだ。あわせて同社は3月に取得した神戸市サイエンスパーク内の土地に新製剤工場を建設することを決めたと発表。隣接する竣工予定の新原薬工場と連携しバイオ医薬品を生産する。2025年4月に完成予定で総工費は約200億円の計画。9月30日付で採択された経済産業省の「ワクチン生産体制強化のためのバイオ医薬品製造拠点等整備事業」における補助金を活用する。
■エーザイ <4523> 8,865円 (+173円、+2.0%)
エーザイ <4523> [東証P]が3日続伸。9月下旬にアルツハイマー病治療薬候補「レカネマブ」の臨床試験での好結果を受け、同薬の承認申請が近づいているとの思惑から、株価はマドを開け連日ストップ高に買われる人気となったが、その後も目先筋の利益確定売りを吸収して上値追い態勢を強めており、27日は3日続伸し一時191円高の8883円まで駆け上がる場面があった。株価は昨年9月下旬以来1年1ヵ月ぶりの高値圏に浮上している。前日は、レカネマブについて共同開発する米バイオジェン
■WOWOW <4839> 1,304円 (+25円、+2.0%)
WOWOW <4839> [東証P]が上伸。同社は27日午後1時30分ごろ、23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結営業利益が前年同期比36.6%増の21億円(従来予想は2億円)になったようだと発表しており、これが買い手掛かりとなったようだ。売上高は同4.4%減の384億円(従来予想は383億円)となったもよう。子会社の外部顧客からのテレマーケティング業務の受託が想定を上回ったほか、利益面では番組に関わる費用や広告宣伝費の発生が第3四半期以降にずれ込むことが押し上げ要因となった。なお、通期業績予想については従来見通しを据え置くとしている。
■東ガス <9531> 2,573円 (+42円、+1.7%)
東京ガス <9531> [東証P]が反発し、後場上げ幅を拡大。27日午後2時ごろ、23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を2兆9480億円から3兆2730億円(前期比51.9%増)へ、純利益を920億円から1180億円(同23.3%増)へ引き上げており、これを好感した買いが入った。原料費調整に伴う都市ガス単価増が収益を押し上げる。配当予想は据え置いた。なお、同時に発表した上期(4-9月)決算は、売上高が1兆3612億円(前年同期比57.1%増)、純利益が716億4000万円(同2.6倍)だった。
■INPEX <1605> 1,513円 (+23円、+1.5%)
INPEX <1605> [東証P]が反発。そのほか、石油資源開発 <1662> [東証P]も高かった。26日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の12月限が前日25日比2.59ドル高の1バレル=87.91ドルに上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間在庫統計で、ガソリンの在庫が減少したことから需給引き締まりへの観測が強まった。また、足もとでドル安が進行しドル建てで取引される原油に対する割安感が台頭したことも原油価格の上昇要因に働いた。
■アドテスト <6857> 7,520円 (+110円、+1.5%)
アドバンテスト <6857> [東証P]が反発。上値指向鮮明、一時200円高の7610円まで買われ、7600円台前半を横に走る75日移動平均線との下方カイ離をほぼ解消する水準まで上昇する場面があった。半導体検査装置で世界屈指の競争力を誇るが、半導体大手メーカーの積極的な増産投資を背景に追い風が強い。また、電気自動車(EV)シフトなどで世界的に需要が高まるパワー半導体向けでも、同分野に特化したイタリアの試験装置メーカーを買収するなど展開力を増している。足もとの業績も好調に推移しているもようで、27日23年3月期上期(22年4-9月)の決算発表を控え、好決算先取りの買いが流入した。
※27日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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