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*12:22JST 後場に注目すべき3つのポイント~半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新
9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅続伸、半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新
・ドル・円は軟調、米金利の失速で
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は大幅続伸、半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新
日経平均は大幅続伸。先週末比481.21円高(+1.44%)の33858.63円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。
8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。
米国株の上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き直後から日経平均は強く、上げ幅をじりじりと拡大。値がさの半導体関連株が大幅高となったことから、33990.28円まで上昇し、昨年の取引時間中の高値33853.46円(11月20日)を突破。33年ぶりの高値を付ける場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、オムロン<6645>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>など半導体関連の上げが目立ったほか、任天堂<7974>、ネクソン<3659>などゲーム関連も上昇。また、ディー・エヌ・エー<2432>は持分法適用関連会社のGOが株式上場に向け準備を開始と発表したことから大幅高となった。
一方、12月の既存店売上高が前年同月比15.4%減と2カ月ぶりのマイナスに転じたことから、ファーストリテ<9983>がさえなかったほか、足元上昇が目立っていた川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>はそろって売り優勢となった。
セクターでは、その他製品、精密機器、電気機器、機械、小売業などが上昇した一方、海運業、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、銀行業などが下落した。
後場の日経平均は、為替の円高ドル安進行が重しとなりそうだ。為替市場では、1ドルが143円台半ばと先週末の大引け時点との比較では1円強円高ドル安となっている。軟調推移のトヨタ自<7203>やホンダ<7267>など輸出関連銘柄が下げ幅を広げると、日経平均の上値は重くなろう。欧州投資家が取引を開始してくるとみられる14時頃の為替動向には注目したい。
■ドル・円は軟調、米金利の失速で
9日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、144円28銭から143円40銭まで値を下げた。連休明けの東京株式市場で日経平均株価は堅調だが、米10年債利回りの戻りは鈍く、ドル売りに振れた。ユーロや豪ドル主要通貨は対ドルで堅調となった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円40銭から144円28銭、ユーロ・円は157円23銭から157円99銭、ユーロ・ドルは1.0949ドルから1.0964ドル。
■後場のチェック銘柄
・阿波製紙<3896>、Amazia<4424>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・12月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.1%(予想:+2.5%、11月:+2.7%)
・日・11月家計支出:前年比-2.9%(予想:-2.3%、10月:-2.5%)
・豪・11月小売売上高:前月比+2.0%(予想:+1.2%、10月:-0.2%)
【要人発言】
・ボスティック米アトランタ連銀総裁
「インフレは自分が予想していた以上に鈍化した」
「年内、金融引き締め政策が必要となる」
「年内、0.25%の2回の利下げが適切になると予想」
<国内>
・14:00 日銀・需給ギャップと潜在成長率
<海外>
・15:45 スイス・12月失業率(予想:2.3%、11月:2.1%)
・16:00 独・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、10月:-0.4%)
<CS>
・日経平均は大幅続伸、半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新
・ドル・円は軟調、米金利の失速で
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■日経平均は大幅続伸、半導体株上昇し33年ぶりに高値を更新
日経平均は大幅続伸。先週末比481.21円高(+1.44%)の33858.63円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えている。
8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は216.90ドル高(+0.58%)の37683.01ドル、ナスダックは319.70ポイント高(+2.20%)の14843.77、S&P500は66.30ポイント高(+1.41%)の4763.54ポイントで取引を終了した。航空機メーカーのボーイングの下落が重しとなり、寄り付き後はまちまち。ただ、携帯端末アップルや半導体エヌビディアの上昇に加えて、長期金利の低下で、ナスダックは終日堅調に推移し相場全体を支えた。終盤にかけて、ハイテクが上げ幅を一段と拡大。さらにボーイングの下げ幅縮小に連れてダウも大きく上昇に転じ終了した。
米国株の上昇を受けて、連休明けの東京市場は買い優勢で取引を開始した。寄り付き直後から日経平均は強く、上げ幅をじりじりと拡大。値がさの半導体関連株が大幅高となったことから、33990.28円まで上昇し、昨年の取引時間中の高値33853.46円(11月20日)を突破。33年ぶりの高値を付ける場面も見られた。
日経平均採用銘柄では、ナスダックやフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇を受けて、アドバンテスト<6857>、オムロン<6645>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>など半導体関連の上げが目立ったほか、任天堂<7974>、ネクソン<3659>などゲーム関連も上昇。また、ディー・エヌ・エー<2432>は持分法適用関連会社のGOが株式上場に向け準備を開始と発表したことから大幅高となった。
一方、12月の既存店売上高が前年同月比15.4%減と2カ月ぶりのマイナスに転じたことから、ファーストリテ<9983>がさえなかったほか、足元上昇が目立っていた川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>はそろって売り優勢となった。
セクターでは、その他製品、精密機器、電気機器、機械、小売業などが上昇した一方、海運業、鉱業、鉄鋼、石油・石炭製品、銀行業などが下落した。
後場の日経平均は、為替の円高ドル安進行が重しとなりそうだ。為替市場では、1ドルが143円台半ばと先週末の大引け時点との比較では1円強円高ドル安となっている。軟調推移のトヨタ自<7203>やホンダ<7267>など輸出関連銘柄が下げ幅を広げると、日経平均の上値は重くなろう。欧州投資家が取引を開始してくるとみられる14時頃の為替動向には注目したい。
■ドル・円は軟調、米金利の失速で
9日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、144円28銭から143円40銭まで値を下げた。連休明けの東京株式市場で日経平均株価は堅調だが、米10年債利回りの戻りは鈍く、ドル売りに振れた。ユーロや豪ドル主要通貨は対ドルで堅調となった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は143円40銭から144円28銭、ユーロ・円は157円23銭から157円99銭、ユーロ・ドルは1.0949ドルから1.0964ドル。
■後場のチェック銘柄
・阿波製紙<3896>、Amazia<4424>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・12月東京都区部消費者物価指数(生鮮食品除く):前年比+2.1%(予想:+2.5%、11月:+2.7%)
・日・11月家計支出:前年比-2.9%(予想:-2.3%、10月:-2.5%)
・豪・11月小売売上高:前月比+2.0%(予想:+1.2%、10月:-0.2%)
【要人発言】
・ボスティック米アトランタ連銀総裁
「インフレは自分が予想していた以上に鈍化した」
「年内、金融引き締め政策が必要となる」
「年内、0.25%の2回の利下げが適切になると予想」
<国内>
・14:00 日銀・需給ギャップと潜在成長率
<海外>
・15:45 スイス・12月失業率(予想:2.3%、11月:2.1%)
・16:00 独・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、10月:-0.4%)
<CS>
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