東京株式（前引け）＝商い低調も円安好感して買い優勢に

　２５日前引けの日経平均株価は前日比８６円５９銭高の１万９４４０円３６銭と反発。前場の東証１部の売買高概算は６億５２５７万株、売買代金概算は７９２７億３０００万円。値上がり銘柄数は１１６７、対して値下がり銘柄数は６９１、変わらずは１６１銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、買い優勢で始まった後いったん伸び悩んだものの、後半再び買いの勢いが増す展開となった。前日の米国株は軟調だったものの、外国為替市場でドル買い円売りの動きが強まり、１ドル＝１０９円台後半に円安が進行したことが全体相場に追い風となった。前日に売られた鉄鋼セクターが買い戻されたほか、自動車セクターも円安を背景に上昇するものが目立った。ジャクソンホール会合におけるイエレンＦＲＢ議長の講演を前に、様子見ムードも漂い売買代金は低調だった。

　個別ではトヨタ自動車<7203.T>が堅調、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも買い優勢。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>は大きく買われた。ワコム<6727.T>が急伸、オープンドア<3926.T>は大幅高となった。レナウン<3606.T>も高い。半面、キーエンス<6861.T>が軟調、安川電機<6506.T>も売りに押された。ＴＡＣ<4319.T>、ジーンズメイト<7448.T>が売られ、ＭｏｎｏｔａＲＯ<3064.T>、カルビー<2229.T>も安い。グリー<3632.T>も下落した。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）