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一六堂のニュース
日経平均株価
始値 22189.74
高値 22444.65(11:26)
安値 21996.94(14:56)
大引け 22085.80(前日比 -61.95 、 -0.28% )
売買高 16億8324万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆1154億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、米株高を引き継ぎ高く始まるもその後は不安定な動きに
2.米中間選挙巡る思惑が錯綜、最後は「ねじれ議会」濃厚で手仕舞い売りを誘発
3.開票に伴い共和と民主の間で形勢が微妙に入れ替わり、アルゴ取引の影響も大
4.中国株などアジア株安も投資家心理冷やす、2万2000円台割り込む場面も
5.投資家の思惑が入り乱れるなか取引活発化、売買代金は3兆円台に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは173ドル高と続伸した。米中間選挙の結果待ちの気分が広がるなか、米中貿易摩擦の緩和期待からボーイングやキャタピラーが買われ指数を押し上げた。
東京市場では、米中間選挙を巡る思惑が錯綜し、上下に値幅変動の大きい展開となった。大引けの日経平均株価はマイナス圏で着地している。
7日の東京市場は、米中間選挙を巡る共和党と民主党の獲得議席を横目に目まぐるしく方向を変えた。朝方は前日の米株市場が高かったことや為替がドル高・円安傾向にあったことでリスクを取る動きが優勢。ところが買いが一巡した後、にわかに売り圧力が強まり日経平均は値を消し、いったんマイナス圏に。その後は再びプラス圏に切り返し一時300円近い上昇をみせたものの、不安定な動きを強いられた。開票に伴い共和党と民主党の形勢が微妙に入れ替わり、これにタイミングを合わせたアルゴリズム取引の影響が全体指数の荒い値動きに反映された。中国株などアジア株が安くなったことも投資家のセンチメントを悪化させ、後場終盤は「ねじれ議会」の見通しが濃厚となったことで手仕舞い売りが出て、引け際2万2000円台を瞬間割り込む場面もあった。取引活発化を映し東証1部の売買代金は3兆円台に膨らんでいる。
個別では、ダイキン工業<6367>が売られ、ファナック<6954>、資生堂<4911>も冴えない動きとなった。ホンダ<7267>、SUBARU<7270>も売りに押された。シュッピン<3179>、りらいあコミュニケーションズ<4708>が急落、宝ホールディングス<2531>、ノーリツ鋼機<7744>なども大きく値を下げた。ブラザー工業<6448>、三菱マテリアル<5711>などの下げも目立つ。東洋炭素<5310>も安い。
半面、ファーストリテイリング<9983>が大幅高となったほか、任天堂<7974>も堅調、NTT<9432>も上値指向。東海カーボン<5301>も活況商いのなか買い優勢だった。エー・アンド・デイ<7745>がストップ高に買われ、日本CMK<6958>も値を飛ばした。ウィルグループ<6089>が大きく値を上げ、日本ユニシス<8056>も物色人気。テレビ朝日ホールディングス<9409>、東亜建設工業<1885>も高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、信越化 <4063> 、横河電 <6841> 、コナミHD <9766> 、トレンド <4704> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約100円。うち74円はファストリ1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はダイキン <6367> 、京セラ <6971> 、ファナック <6954> 、アステラス <4503> 、宝HLD <2531> 。押し下げ効果は約74円。
東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)不動産業、(3)その他製品、(4)パルプ・紙、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)保険業、(4)卸売業、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△エンカレッジ <3682> [東証M]
上期経常が2.4倍増益で着地。
△サンバイオ <4592> [東証M]
野村証券が目標株価を7700円に引き上げ。
△クレスコ <4674>
上期経常は一転2%増益で上振れ着地。
△リンクバル <6046> [東証M]
今期経常は40%増で7期連続最高益更新へ。
△TOREX <6616>
上期経常を36%上方修正。
△日本CMK <6958>
7-9月期(2Q)経常は34%増益。
△A&D <7745>
今期経常を28%上方修正、配当も2円増額。
△ホロン <7748> [JQ]
今期経常を16期ぶり最高益に80%上方修正、配当も5円増額。
△ユニシス <8056>
上期経常が23%増益で上振れ着地。
△カチタス <8919>
上期営業利益3割増と自社株買いを発表。
▼住友精化 <4008>
今期経常を7%下方修正。
▼りらいあ <4708>
今期経常を11%下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)A&D <7745> 、(2)芝浦 <6590> 、(3)カチタス <8919> 、(4)一六堂 <3366> 、(5)ウィルG <6089> 、(6)日本CMK <6958> 、(7)クレスコ <4674> 、(8)TOREX <6616> 、(9)ユーシン <6985> 、(10)田淵電 <6624> 。
値下がり率上位10傑は(1)シュッピン <3179> 、(2)りらいあ <4708> 、(3)宝HLD <2531> 、(4)BEENOS <3328> 、(5)ノーリツ鋼機 <7744> 、(6)グロブライド <7990> 、(7)住友精化 <4008> 、(8)ブラザー <6448> 、(9)グローバル社 <3271> 、(10)オーイズミ <6428> 。
【大引け】
日経平均は前日比61.95円(0.28%)安の2万2085.80円。TOPIXは前日比6.92(0.42%)安の1652.43。出来高は概算で16億8324万株。東証1部の値上がり銘柄数は939、値下がり銘柄数は1095となった。日経ジャスダック平均は3603.49円(11.90円高)。
[2018年11月7日]
株探ニュース
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