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【↓】日経平均 大引け| 反落、米株安やアジア株軟調で売り優勢 (7月22日)

配信元:株探
投稿:2019/07/22 16:25

日経平均株価
始値  21394.75
高値  21445.03(10:39)
安値  21317.85(09:08)
大引け 21416.79(前日比 -50.20 、 -0.23% )

売買高  9億0530万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆6323億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反落、前週末の米株安や中国などアジア株軟調受け買い手控え
 2.7月のFOMCで0.5%引き下げの可能性が低くなり、目先利食い売りを誘発
 3.参院選の与党勝利は織り込み進み相場へのインパクト薄く、円安の影響も軽微
 4.4~6月期決算発表を意識、食料品、医薬品、小売など内需株に売りが目立つ
 5.外国人投資家の参戦少なく、売買代金1兆6000億円台と低調な水準が続く

■東京市場概況

 前週末の米国市場では、NYダウは68ドル安と反落した。月末の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%利下げに否定的な報道が流れたことを受け、売りが優勢となった。

 週明けの東京市場では、日経平均株価は売り優勢の展開だった。前週末の米国株市場で大幅な利下げ期待が後退したことや中国・上海市場などアジア株の下げも心理を冷やした。

 22日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が総じて反落したことを受け買い手控えられる展開に。7月末のFOMCでFRBによる0.5%の利下げ期待が剥落したことが米株安の背景にあり、これに追随する形となった。参院選の与党勝利は織り込み済みで全体に与える影響は軽微。外国為替市場では一時1ドル=108円台に戻すなど円安に振れたが、中国・上海株や香港株などが軟調で、市場センチメントは盛り上がらなかった。国内企業の4~6月期決算発表が今週後半から本格化することで、これを見極めたいとの思惑も漂う。業種別では食料品、水産、不動産、医薬品、小売などの内需系銘柄に売りが目立った。引き続き外国人投資家の売買が少なく、東証1部の売買代金は1兆6000億円台と今月5日以来の低調な水準だった。

 個別では、任天堂<7974>が安く、資生堂<4911>も軟調。アサヒグループホールディングス<2502>急落となった。キーエンス<6861>HOYA<7741>、日本電産<6594>も売りに押された。THEグローバル社<3271>が大きく売り込まれ、東宝<9602>の下げも目立つ。Genky DrugStores<9267>ウエルシアホールディングス<3141>なども大きく値を下げた。バリューコマース<2491>も安い。
 半面、ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、東京エレクトロン<8035>太陽誘電<6976>なども高い。デンソー<6902>も買い優勢。エンプラス<6961>マルマエ<6264>が急騰、三桜工業<6584>も大幅高。このほか低位株では曙ブレーキ工業<7238>が上値追いを継続した。セラク<6199>が人気となり、CKD<6407>ベクトル<6058>なども買われた。レオパレス21<8848>も商いを伴い上昇した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>東エレク <8035>ファナック <6954>TDK <6762>アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約55円。うち33円はSBG1銘柄によるもの。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアサヒ <2502> 、ユニファミマ <8028>ダイキン <6367>第一三共 <4568>テルモ <4543> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約51円。


 東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)ガラス土石製品、(2)銀行業、(3)金属製品、(4)海運業、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)食料品、(2)水産・農林業、(3)その他製品、(4)精密機器、(5)その他金融業。

■個別材料株

エプコ <2311> [東証2]
 上期経常を一転49%増益に上方修正。
GMO-PG <3769>
 ゴールドマン・サックス証券が投資判断を「買い」に格上げ。
メディア工房 <3815> [東証M]
 中国消費者に医療インバウンド・越境eコマースを提供する新サービス開始。
Sワイヤー <3929> [東証M]
 「RISK EYES」への問い合わせ急増。
ガーラ <4777> [JQ]
 アエリア <3758> [JQ]とVR事業で業務提携。
ソラスト <6197>
 6月の介護サービス利用者数が増加基調を継続。
マルマエ <6264>
 月次受注残高が前月比で4ヵ月連続プラス。
クックビズ <6558> [東証M]
 「クックビズダイレクトプラス」利用企業が300社を突破。
エンプラス <6961>
 4-6月期(1Q)経常は13%減益も対上期進捗は過去平均を超過。
クレステック <7812> [JQ]
 東証2部に市場変更。

アサヒ <2502>
 豪ビール最大手のM&A発表で脚光も買収コストに不安。
グローバル社 <3271>
 前期経常を一転55%減益に下方修正。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エンプラス <6961> 、(2)マルマエ <6264> 、(3)三桜工 <6584> 、(4)ブレーキ <7238> 、(5)ライク <2462> 、(6)ソネットMN <6185> 、(7)セラク <6199> 、(8)キング <8118> 、(9)ネットマーケ <6175> 、(10)ソラスト <6197>
 値下がり率上位10傑は(1)ランド <8918> 、(2)グローバル社 <3271> 、(3)アサヒ <2502> 、(4)スターマイカ <2975> 、(5)Genky <9267> 、(6)東宝 <9602> 、(7)シード <7743> 、(8)ラクトJ <3139> 、(9)ウエルシア <3141> 、(10)カルタHD <3688>

【大引け】

 日経平均は前日比50.20円(0.23%)安の2万1416.79円。TOPIXは前日比7.59(0.49%)安の1556.37。出来高は概算で9億0530万株。東証1部の値上がり銘柄数は730、値下がり銘柄数は1318となった。日経ジャスダック平均は3449.82円(3.89円安)。

[2019年7月22日]

株探ニュース
配信元: 株探
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