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*12:23JST 後場に注目すべき3つのポイント~ファーストリテ急伸で一時35800円台まで上昇
12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅高で5日続伸、ファーストリテ急伸で一時35800円台まで上昇
・ドル・円は軟調、145円台を維持できず
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■日経平均は大幅高で5日続伸、ファーストリテ急伸で一時35800円台まで上昇
日経平均は大幅高で5日続伸。前日比373.09円高(+1.06%)の35422.95円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。
11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は15.29ドル高(+0.04%)の37711.02ドル、ナスダックは0.53ポイント高(+0.00%)の14970.18ポイント、S&P500は3.21ポイント安(-0.07%)の4780.24ポイントで取引を終了した。原油高に連れたエネルギーセクターの上昇がけん引し、寄り付き後は上昇。しかし、12月消費者物価指数が予想を上回ったため早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇を警戒し相場は大きく下落した。終日軟調に推移したが、終盤にかけて30年債入札の良好な結果や中東地政学的リスク上昇を受け長期金利が低下に転じると相場は下げを消し前日終値水準で終了。
米国株はまちまちだが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発したことや、時価総額が大きい銘柄への買い継続などが影響し、日経平均はマドを伴う上昇で取引を開始。指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が好決算で買われたことや、朝方のオプション特別清算指数(SQ)算出にからんだ売買フローが買いに傾いたことなども影響し、寄付き後の日経平均は35839.65円まで上昇する場面が見られた。買い一巡後は、さすがに5日続伸で上げ幅が2000円を超えていることなどから、短期的な過熱感も意識されて上値は重くなったが、日本株の強さは感じられる地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、昨日、業績発表したファーストリテが寄付きから買い気配となり急伸したほか、富士フイルム<4901>、サッポロHD<2501>、TDK<6762>、丸紅<8002>、リクルートHD<6098>と引き続き幅広い銘柄が買われた。また、任天堂<7974>も買われ、連日で分割考慮後の上場来高値を更新した。
一方、昨日決算を発表した7&iHD<3382>は買い一巡後はマイナス圏で推移したほか、LINE ヤフー<4689>、ネクソン<3659>がさえない。その他の銘柄では、決算がネガティブ視されてディップ<2379>、わらべや日洋HD<2918>がきつい下げとなった。
セクターでは、その他製品、鉱業、精密機器、海運業、卸売業などが上昇した一方、ゴム製品、証券・商品先物、パルプ・紙、その他金融業、空運業などが下落した。
朝方に算出された1月SQ値の速報値は36025.97円と、前場時点では幻のSQ値となっている。時価総額が大きいTOPIXコア30銘柄が強い地合いとなっていることから外国人投資家の買いが入っているとの観測だが、やや短期的な過熱感は気になるところだ。本日、1月のSQ値算出のタイミングで上影(上ヒゲ)を残すこととなれば、イベント通過などが意識されて来週以降の日本株の上げは一服となる可能性はある。後場の東京市場は、足元大幅高となっている時価総額が大きい銘柄の上げ幅が維持できるか注目したい。
■ドル・円は軟調、145円台を維持できず
12日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、145円40銭から144円90銭まで値を下げた。米10年債利回りの戻りは鈍く、ドル売りに振れやすい。また、米英軍による親イラン武装組織フーシ派への攻撃で地政学リスクが高まり、円買いを強めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円90銭から145円40銭、ユーロ・円は159円08銭から159円56銭、ユーロ・ドルは1.0971ドルから1.0985ドル。
■後場のチェック銘柄
・クラウディアホールディングス<3607>、アルファ<4760>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・11月経常収支:+1兆9256億円(予想:+2兆3851億円、10月:+2兆5828億円)
・中・11月消費者物価指数:前年比-0.3%(予想:-0.4%、10月:-0.5%)
・中・11月生産者物価指数:前年比-2.7%(予想:-2.6%、10月:-3.0%)
【要人発言】
・ラガルドECB総裁
「データでインフレの軌道確認できれば利下げ開始は可能」
<国内>
・14:00 12月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:49.8、11月:49.5)
<海外>
・時間未定 中・12月輸出(前年比予想:+1.5%、11月:+0.5%)
・時間未定 中・12月輸入(前年比予想:-0.5%、11月:-0.6%)
・16:00 英・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、10月:-0.8%)
・16:00 英・11月貿易収支(予想:-156.50億ポンド、10月:-170.32億ポンド)
<CS>
・日経平均は大幅高で5日続伸、ファーストリテ急伸で一時35800円台まで上昇
・ドル・円は軟調、145円台を維持できず
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■日経平均は大幅高で5日続伸、ファーストリテ急伸で一時35800円台まで上昇
日経平均は大幅高で5日続伸。前日比373.09円高(+1.06%)の35422.95円(出来高概算9億5000万株)で前場の取引を終えている。
11日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は15.29ドル高(+0.04%)の37711.02ドル、ナスダックは0.53ポイント高(+0.00%)の14970.18ポイント、S&P500は3.21ポイント安(-0.07%)の4780.24ポイントで取引を終了した。原油高に連れたエネルギーセクターの上昇がけん引し、寄り付き後は上昇。しかし、12月消費者物価指数が予想を上回ったため早期利下げ観測が後退し、長期金利上昇を警戒し相場は大きく下落した。終日軟調に推移したが、終盤にかけて30年債入札の良好な結果や中東地政学的リスク上昇を受け長期金利が低下に転じると相場は下げを消し前日終値水準で終了。
米国株はまちまちだが、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が反発したことや、時価総額が大きい銘柄への買い継続などが影響し、日経平均はマドを伴う上昇で取引を開始。指数インパクトが大きいファーストリテ<9983>が好決算で買われたことや、朝方のオプション特別清算指数(SQ)算出にからんだ売買フローが買いに傾いたことなども影響し、寄付き後の日経平均は35839.65円まで上昇する場面が見られた。買い一巡後は、さすがに5日続伸で上げ幅が2000円を超えていることなどから、短期的な過熱感も意識されて上値は重くなったが、日本株の強さは感じられる地合いとなった。
日経平均採用銘柄では、昨日、業績発表したファーストリテが寄付きから買い気配となり急伸したほか、富士フイルム<4901>、サッポロHD<2501>、TDK<6762>、丸紅<8002>、リクルートHD<6098>と引き続き幅広い銘柄が買われた。また、任天堂<7974>も買われ、連日で分割考慮後の上場来高値を更新した。
一方、昨日決算を発表した7&iHD<3382>は買い一巡後はマイナス圏で推移したほか、LINE ヤフー<4689>、ネクソン<3659>がさえない。その他の銘柄では、決算がネガティブ視されてディップ<2379>、わらべや日洋HD<2918>がきつい下げとなった。
セクターでは、その他製品、鉱業、精密機器、海運業、卸売業などが上昇した一方、ゴム製品、証券・商品先物、パルプ・紙、その他金融業、空運業などが下落した。
朝方に算出された1月SQ値の速報値は36025.97円と、前場時点では幻のSQ値となっている。時価総額が大きいTOPIXコア30銘柄が強い地合いとなっていることから外国人投資家の買いが入っているとの観測だが、やや短期的な過熱感は気になるところだ。本日、1月のSQ値算出のタイミングで上影(上ヒゲ)を残すこととなれば、イベント通過などが意識されて来週以降の日本株の上げは一服となる可能性はある。後場の東京市場は、足元大幅高となっている時価総額が大きい銘柄の上げ幅が維持できるか注目したい。
■ドル・円は軟調、145円台を維持できず
12日午前の東京市場でドル・円は軟調地合いとなり、145円40銭から144円90銭まで値を下げた。米10年債利回りの戻りは鈍く、ドル売りに振れやすい。また、米英軍による親イラン武装組織フーシ派への攻撃で地政学リスクが高まり、円買いを強めた。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は144円90銭から145円40銭、ユーロ・円は159円08銭から159円56銭、ユーロ・ドルは1.0971ドルから1.0985ドル。
■後場のチェック銘柄
・クラウディアホールディングス<3607>、アルファ<4760>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上り寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はリクルートHD<6098>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・11月経常収支:+1兆9256億円(予想:+2兆3851億円、10月:+2兆5828億円)
・中・11月消費者物価指数:前年比-0.3%(予想:-0.4%、10月:-0.5%)
・中・11月生産者物価指数:前年比-2.7%(予想:-2.6%、10月:-3.0%)
【要人発言】
・ラガルドECB総裁
「データでインフレの軌道確認できれば利下げ開始は可能」
<国内>
・14:00 12月景気ウォッチャー調査・現状判断(予想:49.8、11月:49.5)
<海外>
・時間未定 中・12月輸出(前年比予想:+1.5%、11月:+0.5%)
・時間未定 中・12月輸入(前年比予想:-0.5%、11月:-0.6%)
・16:00 英・11月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%、10月:-0.8%)
・16:00 英・11月貿易収支(予想:-156.50億ポンド、10月:-170.32億ポンド)
<CS>
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