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アイロムグループのニュース
【↑】日経平均 大引け| 小幅続伸、朝高も米CPIを控え失速 (5月15日)
日経平均株価
始値 38533.09
高値 38816.60(09:18)
安値 38335.61(14:42)
大引け 38385.73(前日比 +29.67 、 +0.08% )
売買高 21億4682万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆0141億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅続伸も朝高後に失速
2.米ハイテク株高と為替の円安は追い風に
3.SOX指数戻り鮮明で半導体株に買い誘導
4.米CPIの発表を目前に買い手控えムードも
5.値下がり銘柄数が多く、TOPIXは小安い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比126ドル高と反発した。米PPIの前月実績が下方修正され物価上振れへの警戒が和らいだことで好感された。
東京市場では、買い優勢で始まり日経平均株価は一時400円以上水準を切り上げたが、その後は値を消す展開で結局小幅の上昇にとどまった。
15日の東京市場は、朝方は買いが先行し、日経平均は一時3万8800円台まで駆け上がったが、その後は失速する展開で下げに転じる場面もあった。前日の米国株市場ではハイテク株への買いが目立ち、ナスダック総合株価指数が史上最高値を更新、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日続伸と騰勢を強めており、東京市場でも外国為替市場での円安進行を横目に朝方は値がさハイテク株中心に買いを呼び込んだ。しかし、その後は上値の重い展開を余儀なくされた。日銀の金融政策正常化に向けた動きが警戒されているほか、日本時間今晩に発表予定の米消費者物価指数(CPI)を見極めたいとの思惑が買いを手控えさせた。プライム市場の値下がり銘柄数は1100を超え値上がり数を大きく上回った。TOPIXはわずかにマイナス圏で引けている。
個別では、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連が買われ、ソニーグループ<6758>も商いを膨らませ高い。三井住友フィナンシャルグループ<8316>、三菱重工業<7011>が堅調、ソシオネクスト<6526>も買いが優勢だった。HOYA<7741>も上昇した。アイロムグループ<2372>、山一電機<6941>、アトラエ<6194>、東洋エンジニアリング<6330>がストップ高人気に。恵和<4251>、三浦工業<6005>も値を飛ばした。三越伊勢丹ホールディングス<3099>が活況高。
半面、三井E&S<7003>が売り込まれ、楽天グループ<4755>も安い。ニトリホールディングス<9843>は大幅安となった。荏原<6361>も大きく下値を探った。堀場製作所<6856>が急落、大王製紙<3880>、三井海洋開発<6269>の下げも目立つ。カシオ計算機<6952>、サンリオ<8136>などが大きく株価水準を切り下げ、熊谷組<1861>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ソニーG <6758>、アドテスト <6857>、HOYA <7741>、ディスコ <6146>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約153円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はニトリHD <9843>、ファナック <6954>、KDDI <9433>、NTTデータ <9613>、日産化 <4021>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約117円。
東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)ゴム製品、(3)電気機器、(4)輸送用機器、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)不動産業、(3)陸運業、(4)繊維製品、(5)パルプ・紙。
■個別材料株
△和弘食品 <2813> [東証S]
今期経常は20%増で4期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は15円増配へ。
△宮地エンジ <3431> [東証P]
25年3月期は連続最高益・実質増配計画で評価。
△三浦工 <6005> [東証P]
今3月期2ケタ増益で連続最高更新へ。
△アトラエ <6194> [東証P]
10-3月期営業7割増益で初配当実施へ。
△東洋エンジ <6330> [東証P]
今期経常増益・13円増配計画を好感。
△電子材料 <6855> [東証S]
25年3月期営業利益は2.8倍を予想。
△山一電機 <6941> [東証P]
今期は大幅な最終増益・増配予想で自社株買いも発表。
△新家工 <7305> [東証S]
前期配当を15円増額・今期は145円増配へ。
△日本精密 <7771> [東証S]
24年3月期業績は計画上振れで着地。
△東海リース <9761> [東証S]
今期40円増配計画を材料視。
▼アクセルM <3624> [東証G]
今期経常を一転赤字に下方修正。
▼F&M <4771> [東証S]
前期経常が一転減益で下振れ着地・今期は15%減益。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アイロムG <2372>、(2)山一電機 <6941>、(3)アトラエ <6194>、(4)東洋エンジ <6330>、(5)恵和 <4251>、(6)三浦工 <6005>、(7)宮地エンジ <3431>、(8)三越伊勢丹 <3099>、(9)リズム <7769>、(10)Lドリンク <2585>。
値下がり率上位10傑は(1)WDB <2475>、(2)堀場製 <6856>、(3)ニトリHD <9843>、(4)リックス <7525>、(5)マーキュリア <7347>、(6)フリュー <6238>、(7)Jテック・C <3446>、(8)大王紙 <3880>、(9)T&Gニーズ <4331>、(10)三井海洋 <6269>。
【大引け】
日経平均は前日比29.67円(0.08%)高の3万8385.73円。TOPIXは前日比0.07(0.00%)安の2730.88。出来高は概算で21億4682万株。東証プライムの値上がり銘柄数は482、値下がり銘柄数は1140となった。東証グロース250指数は643.52ポイント(15.74ポイント安)。
[2024年5月15日]
株探ニュース
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