574円
淺沼組のニュース
日経平均株価
始値 20870.77
高値 21077.48(12:57)
安値 20751.45(09:09)
大引け 21067.23(前日比 -124.05 、 -0.59% )
売買高 17億3388万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8526億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は下値模索続き、およそ3年1ヵ月ぶりの7日続落
2.中国の報復関税発表で米中対立が先鋭化、米株急落の影響受ける
3.日経平均は朝方に440円安に売り込まれるが、その後下げ渋る
4.トランプ米大統領の「前向き発言」受け投資家の不安心理が後退
5.日経平均はマイナスながらこの日の高値圏着地、S高銘柄相次ぐ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは617ドル安と大幅に反落した。中国が米国からの輸入品600億ドル相当の関税率を引き上げる報復措置を発表し、米中の対立激化への警戒感が高まり売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米株急落を受けてリスクオフの流れが継続、日経平均株価は約3年1ヵ月ぶりの7日連続安となった。ただ、朝方に大きく売り込まれた後は買い戻され、一貫して下げ渋る動きをみせた。
14日の東京市場は、中国が米国に対し報復関税措置を打ち出したことで、米中両国の対立が一段と先鋭化、これを嫌気して前日の米国株は大幅安となった。この流れを継いで日経平均は朝方に440円下落して2万700円台まで突っ込む場面があった。しかし、その後は為替市場で円高が一服したことや中国・上海株が底堅い動きをみせたことなどで買い戻しの動きが顕在化し、戻り足に転じた。トランプ米大統領が米中通商交渉の進展に前向きな発言をしたことが伝わり、投資家の不安心理が後退した面もある。日経平均は令和に改元後、依然として高い日がないが、きょうは売り飽き気分が台頭し朝方に売り込まれたものの、その後は地合いが改善、マイナス圏ではあったがこの日の高値近辺で着地した。個別株も決算を手掛かり材料にストップ高する銘柄が続出するなど物色意欲は旺盛だった。東証1部の売買代金も2兆8000億円台に膨らんでいる。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が大幅安、ソニー<6758>、キーエンス<6861>も値を下げた。ZOZO<3092>が大商いのなか下値を探り、楽天<4755>も安い。リクルートホールディングス<6098>も売りに押された。ウィルグループ<6089>が急落、ダブルスタンダード<3925>はストップ安。オロ<3983>、ツクイ<2398>も値幅制限いっぱいに売られた。ふくおかフィナンシャルグループ<8354>も大幅安。
半面、太陽誘電<6976>が買い優勢、NTT<9432>、KDDI<9433>なども堅調。ブレインパッド<3655>が大幅続伸、資生堂<4911>、花王<4452>などもしっかり。イーレックス<9517>が値上がり率トップに買われたほか、アイ・アールジャパンホールディングス<6035>、淺沼組<1852>、大真空<6962>、図書印刷<7913>、メディカル・データ・ビジョン<3902>などストップ高に買われる銘柄が相次いだ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、資生堂 <4911> 、花王 <4452> 、エーザイ <4523> 、太陽誘電 <6976> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約36円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、ダイキン <6367> 、ファストリ <9983> 、ユニファミマ <8028> 、リクルート <6098> 。押し下げ効果は約102円。うち63円はSBG1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は11業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)鉱業、(3)化学、(4)卸売業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)ゴム製品、(3)サービス業、(4)輸送用機器、(5)金属製品。
■個別材料株
△総医研HD <2385> [東証M]
今期経常を33%上方修正、配当も2円増額。
△マクロミル <3978>
7-3月期(3Q累計)税引き前が4%増益、対通期計画92%進捗。
△大陽日酸 <4091>
今期最終は38%増で最高益、1円増配へ。
△IRジャパン <6035>
今期大幅増益及び増配見通しと自社株買いを発表。
△エスケーエレ <6677> [JQ]
今期経常最高益予想を21%上乗せ、配当も13円増額。
△大真空 <6962>
前期経常が一転増益で上振れ着地・今期は2.4倍増益へ。
△図書印 <7913>
凸版 <7911> が株式交換で完全子会社化。
△ルックHD <8029>
1-3月期(1Q)経常は97%増益・上期計画を超過。
△遠州トラック <9057> [JQ]
20年3月期は22%営業増益で10円増配へ。
△イーレックス <9517>
今期経常は67%増で2期ぶり最高益更新へ。
▼コメ兵 <2780> [東証2]
今期経常は31%減益へ。
▼ビリングシス <3623> [東証M]
1-3月期(1Q)経常は82%減益で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)イーレックス <9517> 、(2)IRジャパン <6035> 、(3)浅沼組 <1852> 、(4)大真空 <6962> 、(5)図書印 <7913> 、(6)マクロミル <3978> 、(7)MDV <3902> 、(8)ランド <8918> 、(9)ルックHD <8029> 、(10)ブレインP <3655> 。
値下がり率上位10傑は(1)ウィルG <6089> 、(2)ダブスタ <3925> 、(3)TATERU <1435> 、(4)いすゞ <7202> 、(5)オロ <3983> 、(6)ぐるなび <2440> 、(7)ツクイ <2398> 、(8)ふくおかFG <8354> 、(9)ゴルドウイン <8111> 、(10)スター精 <7718> 。
【大引け】
日経平均は前日比124.05円(0.59%)安の2万1067.23円。TOPIXは前日比6.16(0.40%)安の1534.98。出来高は概算で17億3388万株。東証1部の値上がり銘柄数は931、値下がり銘柄数は1139となった。日経ジャスダック平均は3366.20円(21.29円安)。
[2019年5月14日]
株探ニュース
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