<私の相場観>=SBI証券・シニアマーケットアナリスト 藤本 誠之氏

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2014/08/21 12:19
 今後1カ月程度の東京株式市場の日経平均株価は、1万5300~1万6000円前後を予想している。7月高値1万5759円更新がポイントとなりそうだ。

 日経平均への寄与度の高いソフトバンク<9984.T>の動向が注目されるが、同社が筆頭株主にある中国アリババの米国上場が上昇のきっかけになるかもしれない。また、9月の内閣改造に向け政策絡みのニュースが増え関連株も動意づきそうだ。9月月末に向け、株主優待などの権利取りの動きも期待される。個別銘柄の選別をきちんとすれば利益は見込める。ただ、しっかり利益確定をすることも必要だろう。

 政策絡みでは、カジノ関連で阪急阪神ホールディングス<9042.T>など、地方活性化で西日本鉄道<9031.T>などの私鉄や地銀株、訪日外国人関連では象印マホービン<7965.T>といった銘柄が注目されそうだ。

 特に、今後はコスト上昇分を値上げで転嫁できるかがポイント。ここで注目できるのがニッチ市場でトップシェアを誇る銘柄だ。例えばカーテンレールのトップ企業であるトーソー<5956.T>などに期待している。


出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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