警備会社のロング・ショート戦略で勝負!!

著者:藤本誠之
投稿:2013/08/30 08:15

遅すぎ

正直、このタイミングでのオリンピック関連銘柄の紹介は遅すぎる。

相場は一歩先読みだと早すぎ、直前だと先読みでも何でもなく遅すぎ。

半歩先読みぐらいがちょうど良い。

半歩先読みとは、イベントが起こる1ヶ月前くらいが妥当だろう

例えば、藤本が取材を受けた記事「東京オリンピック開催を見越して買いたい銘柄」が8月7日に掲載されておるが、ご紹介した7銘柄の7月31日終値と8月26日の株価を比較すると7銘柄全勝だ。平均の騰落率も10.1%だったのに対して、日経平均株価は-0.9%と値下がっています。

(1801)大成建設 11.0%
(8289)Olympicグループ 15.0%
(8801)三井不動産 6.0%
(8802)三菱地所 5.4%
(9671)よみうりランド 5.3%
(9672)東京都競馬 24.2%
(8985)ジャパン・ホテル・リート 4.1%

  平均   10.1%
  日経平均 -0.9%

当該実績は過去のものであり将来の運用成果等を保証するものではありません。

警備会社のロング・ショート戦略 

ここから、オリンピック関連株を買うのは、高値掴みのハイジャンプキャッチとなる可能性があるので、あまりオススメできないが、あえて注目するなら、「警備会社」スプレッドへの投資だ。

2020東京招致オフィシャルパートナーの1社に警備会社大手の綜合警備保障は入っているが、業界最大手の(9735)セコムは入っていない。

もし2020年東京オリンピックが決定したら、招致のオフィシャルパートナーに入っていた綜合警備保障が様々な警備案件の受注に有利になる可能性がある。

コレを期待しての、ロング・ショート戦略が面白そうだ。

買い付け
(2331) 綜合警備保障 (東証1部)

売り付け
(9735) セコム (東証1部)

今日も皆様に相場の福が授かりますように!!

※本サイトで紹介する意見や予測は、筆者個人のものであり、所属する証券会社の意見や予測を表わすものではありません。また、紹介する個別銘柄の売買を勧誘・推奨するものではありません。投資にあたっての最終決定はご自身の判断でお願いします。
藤本誠之
財産ネット 企業調査部長
配信元: 達人の予想