東京株式(大引け)=1100円安と今年最大の下げ幅、一時3万7000円を割り込む
28日の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落。前日の米国市場でナスダック指数が大幅安となるなか、東京市場でも半導体関連株などが急落し、日経平均株価は一時3万7000円台を割り込む場面もあり、終値で今年最大の下げ幅を記録した。大引けの日経平均株価は前日比1100円67銭安の3万7155円50銭。プライム市場の売買高概算は27億921万株。売買代金概算は6兆2109億円となった。値上がり銘柄数は312と全体の約19%、値下がり銘柄数は1283、変わらずは44銘柄だった。
前日の米株式市場で、NYダウが下落したほかナスダック指数が前の日に比べ約2.8%安と急落した。エヌビディア<NVDA>が大幅安となり、半導体関連株などが下落した。トランプ米大統領が中国に追加関税を課す方針を示したことも警戒された。米株式市場が下落した流れを受け、東京市場も日経平均株価は大幅安でスタート。値がさの半導体株などが下げを先導する格好となった。後場に入ると一段の下値を探る格好となり午後0時50分過ぎには日経平均株価の下げ幅は1400円を超え3万6840円と取引時間中としては昨年9月以来、5カ月ぶりの安値をつけた。大引けにかけては3万7100円前後でのもみ合いが続いた。
個別銘柄では、ディスコ<6146.T>やアドバンテスト<6857.T>、レーザーテック<6920.T>が急落し、東京エレクトロン<8035.T>やキオクシアホールディングス<285A.T>、ソシオネクスト<6526.T>が大幅安に売られた。フジクラ<5803.T>やソフトバンクグループ<9984.T>が下落し、トヨタ自動車<7203.T>や日立製作所<6501.T>、ファーストリテイリング<9983.T>が売られた。任天堂<7974.T>や伊藤忠商事<8001.T>、商船三井<9104.T>も軟調だった。
半面、ディー・エヌ・エー<2432.T>やセブン&アイ・ホールディングス<3382.T>、東京海上ホールディングス<8766.T>が高く、武田薬品工業<4502.T>やイビデン<4062.T>、東京電力ホールディングス<9501.T>が値を上げた。
出所:MINKABU PRESS
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