日経平均は3日続伸で大幅高、連日のバブル後最高値を更新

配信元:フィスコ
投稿:2024/01/10 15:30
*15:30JST 日経平均は3日続伸で大幅高、連日のバブル後最高値を更新 9日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は157.85ドル安(-0.42%)の37,525.16ドル、ナスダックは13.94ポイント高(+0.09%)の14,857.71、S&P500は7.04ポイント安(-0.15%)4756.50で取引を終了した。利益確定の売りが先行し寄り付き後、下落。ダウは高値警戒感から終日軟調に推移した。一方、ナスダックは金利先安観が支援し終盤にかけて切り返した。今週後半に発表を控えている消費者物価指数(CPI)や、生産者物価指数(PPI)を控え調整色が強くまちまちで終了した。

 米国株はまちまちだったが、為替市場でドル・円がやや円安ドル高に振れたこともあり日経平均は上昇でスタートした。寄り付き後、ハイテク関連銘柄など幅広い銘柄が上げ幅を拡大したことで、1990年3月以来となる34000円台に到達。その後、225先物にまとまった買いが入ったとの声も聞かれ、日経平均は上げ幅をじりじりと広げ、後場には34500円台まで上昇した。なお、TOPIXも昨年9月の高値を更新。

 大引けの日経平均は前日比678.54円高(+2.01%)の34441.72円となった。東証プライム市場の売買高は15億6222万株、売買代金は4兆664億円だった。セクターでは、精密機器、その他製品、医薬品、電気機器、輸送用機器などが上昇した一方、海運業、石油・石炭製品、鉄鋼、銀行業、証券・商品先物取引業などが下落した。
東証プライム市場の値上がり銘柄は63%、対して値下がり銘柄は32%となっている。

 日経平均採用銘柄では、一部証券会社の投資判断引き上げが材料視されて京セラ<
6971>が大幅高となったほか、オリンパス<7733>、TDK<6762>キーエンス<6861>ソニーグループ<6758>も大幅高。また、昨日さえなかったファーストリテ<9983>も買われたほか、ファナック<6954>も上昇。なお、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇などを受けて東エレク<8035>も買われたが、上昇率は日経平均よりも小さかった。

 一方、富士通<6702>が弱かったほか、住友化学<4005>東ソー<4042>など化学株も売られた。また、短期資金の流出などが影響して、商船三井<9104>日本郵船<9101>も引き続き下落した。
<FA>
配信元: フィスコ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
322.3
(05/31)
+3.8
(+1.19%)
4042
1,993.0
(05/31)
+23.0
(+1.16%)
6702
2,268.5
(05/31)
+17.0
(+0.75%)
12,895.0
(05/31)
+245.0
(+1.93%)
6762
7,851.0
(05/31)
+220.0
(+2.88%)
70,690.0
(05/31)
+790.0
(+1.13%)
4,399.0
(05/31)
-43.0
(-0.96%)
2,473.5
(05/31)
+30.0
(+1.22%)
33,630.0
(05/31)
-870.0
(-2.52%)
4,985.0
(05/31)
-26.0
(-0.51%)
5,184.0
(05/31)
+79.0
(+1.54%)
40,210.0
(05/31)
+630.0
(+1.59%)