日経平均は小幅反発、買い一巡後は売買手控えムード強まる

配信元:フィスコ
投稿:2023/12/22 15:45
*15:45JST 日経平均は小幅反発、買い一巡後は売買手控えムード強まる 21日のNY市場は反発。ダウ平均は322.35ドル高(+0.87%)の37,404.35ドル、S&P500は48.40ポイント高(+1.03%)の4746.75ポイント、ナスダックは185.92ポイント高
(+1.26%)の14,963.87ポイントで取引を終了した。昨日の大幅反落の反動で、寄り付き後、上昇。7-9月期国内総生産(GDP)・個人消費、価格指数確定値の予想外の下方修正を受け、来年の利下げ観測が強まり、一段の上昇につながった。同時に、週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の底堅さが証明され、長期金利上昇で上値も限定的となった。ただ、半導体メーカーのマイクロン・テクノロジーなどの良好な決算を好感し下値も底堅く、終盤にかけて上げ幅を拡大し終了。

 良好な外部環境を受けて、日経平均は反発でスタートした。33300円台まで上昇する場面も見られたが、買い一巡後は、為替市場でドル・円が142円台半ばと前日大引け時点よりも円高ドル安で推移していることなどが重しとなり、日経平均は上げ幅を縮小。週末要因や海外の機関投資家がクリスマス休暇に入っていることなども影響して、積極的な売買は手控えられた。

 大引けの日経平均は前日比28.58円高(+0.09%)の33169.05円となった。東証プライム市場の売買高は12億9578万株、売買代金は3兆4074億円だった。セクターでは、海運業、銀行業、パルプ・紙、化学、倉庫・運輸関連業などが上昇した一方、不動産業、輸送用機器、その他製品、ゴム製品、繊維製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は76%、対して値下がり銘柄は21%となっている。

 日経平均採用銘柄では、川崎汽船<9107>が連日で上場来高値を更新したほか、日本郵船<9101>商船三井<9104>も引き続き上昇。10年国債利回りがやや上昇したことなども影響して、みずほHD<8411>、三菱UFJ<8306>など銀行株も強い。このほか、住友ファーマ<4506>、信越化学<4063>も買われたほか、20日に発表した新たな収益改善策が再評価されたとの観測から資生堂<4911>も大幅高となった。

 一方、取引時間中に社長交代が伝わったことで三菱ケミカルG<4188>が後場急落したほか、三井不動<8801>、住友不動<8830>など不動産株も売られた。そのほか、寄付き強かったアドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>は、ともに買い一巡後は売りに押された。
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配信元: フィスコ

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