東京株式(大引け)=173円高、一時2万7000円台回復も上値重い地合いに

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/07/19 15:53
東京株式(大引け)=173円高、一時2万7000円台回復も上値重い地合いに  19日の東京株式市場は、朝方からリスク選好の地合いとなり、日経平均株価は上値追い態勢を継続。一時2万7000円台を回復する場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比173円21銭高の2万6961円68銭と4日続伸。プライム市場の売買高概算は9億7242万株、売買代金概算は2兆4278億円。値上がり銘柄数は1161、対して値下がり銘柄数は617、変わらずは60銘柄だった。

 きょうの東京市場は、終始買いが先行する展開だった。前日の米国株市場ではNYダウが朝高後に値を消し、結局200ドルあまりの下落で引けたものの、前週末に660ドル近い大幅高をみせていたことから、3連休明けでこの大幅高を織り込んでいなかった東京市場は、強気が優勢の地合いとなった。先物への買いを絡め日経平均は一時2万7000円台を回復する場面もあったが、戻り売りが表面化し、その後は2万6000円台に押し戻された。世界の中央銀行による金融引き締めの動きが相次ぐなか、今週は国内では日銀の金融政策決定会合、海外ではECB理事会の結果発表が予定されており、これが売り買いともに手控え要因となった。プライム市場全体の63%の銘柄が上昇したが、売買代金は2兆4000億円台と盛り上がりを欠いている。

 個別では、レーザーテック<6920.T>が堅調、ソフトバンクグループ<9984.T>もしっかり。ソニーグループ<6758.T>キーエンス<6861.T>なども買いが優勢だった。日本郵船<9101.T>商船三井<9104.T>など海運株が商いを伴い上値追い、ファーストリテイリング<9983.T>も買いを集めた。ベクトル<6058.T>北の達人コーポレーション<2930.T>が揃って15%高の急騰を演じ、日本国土開発<1887.T>も大幅高。三井松島ホールディングス<1518.T>も物色人気となった。

 半面、任天堂<7974.T>が売られ、ベイカレント・コンサルティング<6532.T>も下落した。レノバ<9519.T>が大きく売り込まれ、第一三共<4568.T>塩野義製薬<4507.T>など薬品株が軟調。アステリア<3853.T>が急落したほか、サインポスト<3996.T>、RPAホールディングス<6572.T>も大幅安。マネーフォワード<3994.T>の下げも目立つ。三益半導体工業<8155.T>山崎製パン<2212.T>なども大幅に水準を切り下げた。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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