後場の日経平均は124円安でスタート、商船三井や東エレクが下落

配信元:フィスコ
投稿:2022/04/01 12:57
[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;27697.41;-124.02TOPIX;1945.32;-1.08


[後場寄り付き概況]
 後場の日経平均は前日比124.02円安の27697.41円と、前引け(27618.27円)から下げ幅を縮めてスタート。ランチタイム中の225先物は27610円~27710円のレンジで後半にかけて強含み。ドル・円は1ドル=122.60-70円と朝方からと1円近く円安・ドル高水準での動き。アジア市況では上海総合指数が堅調な一方、香港ハンセンは軟調。前日の欧米株安が投資家心理を悪化させるなか、国内機関投資家が含み益のある株式を売却して利益を確保する益出し売りなど、新年度入りに伴う需給要因も重しとなり、日経平均は軟調に推移。ただ、為替が朝方から1円近く円安・ドル高に動いているほか、時間外取引のナスダック100先物が上昇していることなどが支援要因となっている。今晩の米雇用統計を前に様子見ムードが広がりやすいものの、結果次第では一段の円安・ドル高が想定されることもあり、売りづらさを生み出しているもよう。一方で積極的に買い上がる雰囲気には至っておらず、後場の日経平均は依然マイナス圏で推移している。

 セクターでは海運業、石油・石炭製品、鉄鋼などが下落率上位に並んでいる一方、その他製品、その他金融業、情報・通信業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、日本郵船<9101>商船三井<9104>東エレク<8035>、塩野義製薬<
4507>、日本電産<6594>、ファーストリテ<9983>ソニーG<6758>などが下落。一方、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>キーエンス<6861>三井ハイテック<6966>東芝<6502>オリックス<8591>ベイカレント<6532>などが上昇している。

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