東京株式(大引け)=498円安と急反落、1月初旬以来の安値圏に下落

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2021/07/30 15:44
東京株式(大引け)=498円安と急反落、1月初旬以来の安値圏に下落	 30日の東京株式市場で日経平均株価は急反落。新型コロナウイルス感染拡大に対する警戒感が高まるなか、日経平均株価は1月6日以来の安値圏に売られた。

 大引けの日経平均株価は前日比498円83銭安の2万7283円59銭。東証1部の売買高概算は12億3671万株。売買代金概算は2兆8469億円となった。値上がり銘柄数は275と全体の約13%、値下がり銘柄数は1875、変わらずは40銘柄だった。

 前日の米株式市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)を経てテーパリング(量的緩和縮小)に対する警戒感が後退したことが引き続き好感され、NYダウとナスダック指数は上昇した。ただ、東京市場は値を下げてスタートし、後場にかけ下げ幅を拡大し一時500円を超す下落となった。感染力の高い新型コロナの変異株(デルタ株)の感染拡大を受け、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県と大阪府に対して緊急事態宣言を発令する見通しとなったことが警戒された。また、海外では香港ハンセン指数が大幅安となったことなどが警戒された。月末の下落は11カ月連続と月末安のアノマリー(経験則)は継続した。

 個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984.T>レーザーテック<6920.T>ファーストリテイリング<9983.T>が安く、村田製作所<6981.T>トヨタ自動車<7203.T>ソニーグループ<6758.T>が値を下げた。ファナック<6954.T>富士通<6702.T>アンリツ<6754.T>が急落した。サイバーエージェント<4751.T>東京エレクトロン<8035.T>、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が売られた。

 半面、キーエンス<6861.T>ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が高く、日本郵船<9101.T>商船三井<9104.T>が急伸した。デンソー<6902.T>エムスリー<2413.T>が買われ、TOWA<6315.T>ZOZO<3092.T>が値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

関連銘柄

銘柄名称 株価 前日比
100000018
37,934.76
(04/26)
+306.27
(+0.81%)