東京株式(大引け)=26円高、下値堅く連日の年初来高値更新

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/11/07 15:45
東京株式(大引け)=26円高、下値堅く連日の年初来高値更新  7日の東京株式市場は、日経平均が前日終値を挟んで狭いゾーンでの値動きとなり、マイナス圏で推移する時間帯が多かったものの、引け際に買いが入りプラス圏で着地。連日の年初来高値更新となった。

 大引けの日経平均株価は前営業日比26円50銭高の2万3330円32銭と小幅ながら3日続伸。東証1部の売買高概算は12億6775万株、売買代金概算は2兆3894億円。値上がり銘柄数は984、対して値下がり銘柄数は1070、変わらずは99銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方は利益確定の売りに押されてスタートしたが、下値は固くその後は下げ渋る動き。前日の米国株市場でNYダウがほぼ横ばいで引けるなど上昇一服感が出ており、これを受けてここ急速に水準を切り上げてきた日経平均も上値の重い展開を強いられたが、下値は固かった。値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が上回ったものの、好業績銘柄などを中心として大型株、中小型株におしなべて買いが入り、TOPIXも高く引けた。米中協議の先行きに再び懸念が浮上したことが売りの根拠となったが、マイナス圏では押し目買いニーズも強かった。中国や香港、台湾株などが軟調で外国為替市場ではドル安・円高方向に振れたが、全体への影響は軽微だった。取引終了10分ほど前からプログラム的な買いが入り、前日終値を上回る水準で引けている。

 個別では、トヨタ自動車<7203.T>が高く、オリンパス<7733.T>は大幅高。キーエンス<6861.T>アドバンテスト<6857.T>なども上昇した。三櫻工業<6584.T>は物色人気が加速しストップ高。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>、サンデンホールディングス<6444.T>サンケン電気<6707.T>なども値を飛ばした。ワールド<3612.T>LINE<3938.T>なども物色人気。なお、ソフトバンクグループ<9984.T>は売りに押されたものの、下値は固く2%強の下げにとどまっている。

 一方、SUMCO<3436.T>が売られ、ソニー<6758.T>も軟調。任天堂<7974.T>が冴えず、オリエンタルランド<4661.T>も値を下げた。クニミネ工業<5388.T>日総工産<6569.T>などが大幅安、いであ<9768.T>も大きく利食われた。三菱自動車工業<7211.T>神戸製鋼所<5406.T>なども安い。カカクコム<2371.T>の下げも目立った。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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