東京株式(大引け)=106円高、米株高と円安受け一時2万3000円台回復

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/10/29 15:41
東京株式(大引け)=106円高、米株高と円安受け一時2万3000円台回復  29日の東京株式市場は上値追い態勢を継続、日経平均は新値街道を走る展開が続いている。米中摩擦問題に対する警戒感の後退がリスクを取る動きを後押しした。

 大引けの日経平均株価は前営業日比106円86銭高の2万2974円13銭と7日続伸。東証1部の売買高概算は13億2465万株、売買代金概算は2兆3278億5000万円。値上がり銘柄数は1520、対して値下がり銘柄数は555、変わらずは80銘柄だった。

 前日の米国株市場ではNYダウなど主要株指数が総じて高く、S&P500指数は過去最高値を更新、外国為替市場では1ドル=109円近辺と円安が進んだこともあって、東京市場では主力株中心にリスク選好の流れが続いた。米中協議を巡ってはトランプ米大統領が進展を示唆する発言を示したことが伝わり、市場のセンチメント改善につながった。英国のEU離脱期限の延長合意もポジティブ材料視された。日経平均は朝方に2万3000円大台を回復する場面があったが、ここまで連騰の反動もあって前場後半以降は利益確定売りに伸び悩んだ。しかし、押し目買いニーズも強く2万2900円台で売り物を吸収した。業種別にはここまで相場を牽引してきた半導体関連が上昇一服となる半面、保険や銀行、ノンバンクなどの金融株に買いが目立った。

 個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984.T>が久しぶりに反発に転じ、トヨタ自動車<7203.T>など自動車株も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが物色人気、任天堂<7974.T>も上昇した。ソニー<6758.T>も買い優勢、信越化学工業<4063.T>HOYA<7741.T>も高い。三櫻工業<6584.T>モリテック スチール<5986.T>がストップ高に買われ、バリューコマース<2491.T>日本航空電子工業<6807.T>JSR<4185.T>なども値を飛ばした。

 半面、ファナック<6954.T>が冴えず、アドバンテスト<6857.T>エーザイ<4523.T>も利食いに押された。ファーストリテイリング<9983.T>も値を下げた。エムスリー<2413.T>も安い。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615.T>が急反落、enish<3667.T>オルトプラス<3672.T>などの下げも目立つ。日本ライフライン<7575.T>も下値を探った。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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