東京株式(大引け)=161円高、米中対立緩和を背景に8日続伸

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2019/09/12 15:41
東京株式(大引け)=161円高、米中対立緩和を背景に8日続伸  12日の東京株式市場は買い優勢でスタートし、日経平均は一時2万1800円台まで上値を伸ばす場面があった。引けにかけて手仕舞い売りに伸び悩んだ。

 大引けの日経平均株価は前営業日比161円85銭高の2万1759円61銭と8日続伸。東証1部の売買高概算は15億8230万株、売買代金概算は2兆7701億5000万円。値上がり銘柄数は1247、対して値下がり銘柄数は810、変わらずは94銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが上昇基調を続けたことや、外国為替市場で一段と円安方向に振れたことなどが追い風となった。米中摩擦の緩和期待が相場を支え、日経平均はほぼ1年ぶりとなる8日続伸を達成。中国政府が潤滑油や飼料など一部の米国製品に対し報復関税の対象から除外することを決めたが、これに対して、トランプ米大統領が朝方取引開始前に2500億ドル分の中国製品に対する制裁関税引き上げを延期すると表明、これが為替の円安と相まって、市場心理を大きく改善させた。電機、機械株などが買われ全体を牽引した。ただ、日本時間今晩にECB理事会の結果発表とドラギ総裁の記者会見を控え、これを見極めたいとの思惑もあり、引けにかけて日経平均は伸び悩む展開となり、後場の安値圏で着地している。

 個別では、ZOZO<3092.T>が売買代金トップで大幅高、任天堂<7974.T>も上昇した。リクルートホールディングス<6098.T>も堅調。東京エレクトロン<8035.T>キーエンス<6861.T>なども高い。第一三共<4568.T>も買われた。Hamee<3134.T>がストップ高に買われ、共立印刷<7838.T>大日本印刷<7912.T>などが値を飛ばした。三協立山<5932.T>インターアクション<7725.T>も大きく上値を追った。三櫻工業<6584.T>いであ<9768.T>日総工産<6569.T>も値を上げた。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が冴えず、ファーストリテイリング<9983.T>は売り優勢だった。楽天<4755.T>も軟調。オハラ<5218.T>が急落、GMOペイメントゲートウェイ<3769.T>が大きく値を下げた。アトラ<6029.T>が急落、TATERU<1435.T>も大幅安。ワイヤレスゲート<9419.T>ブイキューブ<3681.T>なども下落した。

出所:minkabuPRESS
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