東京株式（前引け）＝一時１８０円超の上昇と堅調、好業績株などに買い流入

　９日前引けの日経平均株価は前日比１５２円４０銭高の２万７４５円７５銭と続伸。前場の東証１部の売買高概算は５億９９６６万株、売買代金概算は１兆８０４億１４００万円。値上がり銘柄数は１３２９、値下がり銘柄数は７０８、変わらずは１１１銘柄だった。

　日経平均株価は２万７００円台で堅調に推移。前日のＮＹダウが大幅続伸するなか、東京市場も買い先行となり、一時前日に比べ１８０円を超える上昇となった。４～６月期国内総生産（ＧＤＰ）は、実質年率換算で１．８％増と市場予想（０．４％増）を上回ったことも好感された。

　個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>やトヨタ自動車<7203.T>が高く、任天堂<7974.T>も値を上げた。決算が好調だったバンダイナムコホールディングス<7832.T>が急伸、同じく好決算の発表で資生堂<4911.T>が値を飛ばした。原油価格の上昇を受け、国際石油開発帝石<1605.T>が高く、ソニー<6758.T>や東京エレクトロン<8035.T>が堅調。

　半面、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>など大手銀行株が安く、米投資ファンドの株式売り出しが嫌気され新生銀行<8303.T>が急落。富士フイルムホールディングス<4901.T>や太平洋セメント<5233.T>も安い。

出所：minkabuPRESS