東京株式(大引け)=224円高、米中貿易摩擦の改善期待で2万2000円回復

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/11/28 15:41
東京株式(大引け)=224円高、米中貿易摩擦の改善期待で2万2000円回復  28日の東京株式市場は米株高や円安を背景にリスクオンの流れが続き、日経平均は4連騰で2万2000円台を回復。4日間で670円も水準を切り上げた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比224円62銭高の2万2177円02銭と4日続伸。東証1部の売買高概算は13億8834万株、売買代金概算は2兆5511億3000万円。値上がり銘柄数は1416、対して値下がり銘柄数は612、変わらずは85銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウをはじめ主要指数がいずれも上昇、外国為替市場では1ドル=113円90銭近辺まで円安方向に振れ、これがリスク選好ムードを後押しした。米中貿易摩擦問題への警戒感は払拭できていないものの、今週末のG20と合わせ、12月1日に米中首脳会談が開催される見通しとなったことで、何らかの進展がみられるのではないかとの思惑が強まった。これが先物を絡めた買い戻しを誘発し日経平均を押し上げた。値上がり銘柄数は1400を超え、買い気の強い地合いだったとはいえるものの、日経平均寄与度の高い値がさ株への買いが目立つ一方、時価総額の大きいメガバンクやトヨタなどTOPIXに反映されやすい銘柄が冴えない動きで、やや日経平均偏重型の上昇となった。売買代金は引き続き増勢にある。

 個別では、ファーストリテイリング<9983.T>が高く、任天堂<7974.T>も上昇。ソフトバンクグループ<9984.T>もしっかり。ソニー<6758.T>村田製作所<6981.T>が高く、花王<4452.T>も物色人気を集めた。武田薬品工業<4502.T>も買い優勢。大日本住友製薬<4506.T>がストップ高に買われ、インターネットイニシアティブ<3774.T>も急伸。ダブル・スコープ<6619.T>オプトラン<6235.T>なども大きく上値を伸ばした。

 半面、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028.T>が後場急反落、トヨタ自動車<7203.T>塩野義製薬<4507.T>が軟調、三井物産<8031.T>など総合商社株も冴えない。ティア<2485.T>が急落、シップヘルスケアホールディングス<3360.T>VTホールディングス<7593.T>、LIXILグループ<5938.T>なども大きく値を下げた。長谷川香料<4958.T>オリンパス<7733.T>も安い。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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