東京株式(大引け)=84円安、朝高後軟化し一時2万1000円台割り込む場面も

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/10/26 15:48
東京株式(大引け)=84円安、朝高後軟化し一時2万1000円台割り込む場面も  26日の東京株式市場は不安定な動きが続き、日経平均は朝高後にマイナス圏に沈み、一時2万1000円を割り込む場面もあった。その後は再び戻り足に転じたが、買いは続かず、前日終値を下回って引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比84円13銭安の2万1184円60銭と続落。東証1部の売買高概算は16億9900万株、売買代金概算は3兆1857億2000万円。値上がり銘柄数は554、対して値下がり銘柄数は1502、変わらずは54銘柄だった。

 きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが400ドル高と急反発したものの、リスクを取る動きは限定的だった。朝方は買いが優勢で日経平均は高く始まったものの、上値は重くその後は売りに押された。米中貿易摩擦問題などを中心に世界景気減速懸念が出ていることや、中国株などアジア株の下げも嫌気された。前引け時点でマイナス圏だったが、後場に入ると一段安となり、個人の追い証(追加保証金)を回避する売りが下げを助長して日経平均は一時300円近く下落する場面もあった。後場後半は追い証が一巡したことで、下げ幅を縮小し再びプラス圏に浮上する局面もあったが、大引けにかけて戻り売りに押され、結局続落となった。全体売買代金は3兆円を上回った。3兆円大台乗せは10月12日以来2週間ぶりのこと。

 個別では、キヤノン<7751.T>リクルートホールディングス<6098.T>が売られ、安川電機<6506.T>も下落した。コマツ<6301.T>も軟調。ソフトバンク・テクノロジー<4726.T>島精機製作所<6222.T>、日本ガス<8174.T>はストップ安に売り込まれたほか、アイロムグループ<2372.T>、ネオス<3627.T>が安く、エムスリー<2413.T>カチタス<8919.T>も下値を探った。新光電気工業<6967.T>も大きく値を下げた。Ubicomホールディングス<3937.T>も下落した。

 半面、ファーストリテイリング<9983.T>が高く、トヨタ自動車<7203.T>も堅調。NTT<9432.T>も頑強な値動き。アサヒホールディングス<5857.T>が値幅制限いっぱいに買われ、シーズ・ホールディングス<4924.T>も急伸。日立ハイテクノロジーズ<8036.T>も物色人気となった。タカラトミー<7867.T>が買いを集め、多木化学<4025.T>ベリサーブ<3724.T>も大きく上昇した。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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