東京株式（前引け）＝反落、米株安受け利食い優勢も下値では押し目買い

　１７日前引けの日経平均株価は前日比１０３円１０銭安の２万３８４８円７１銭と反落。前場の東証１部の売買高概算は７億５０７４万株、売買代金概算は１兆４１２０億９０００万円。値上がり銘柄数は６１５、対して値下がり銘柄数は１３４８、変わらずは１００銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場が上昇一服となったことや外国為替市場で朝方に１ドル＝１１０円台前半で推移するなど円高に振れたことが重荷となった。前日に日経平均は先物を絡め指数寄与度の高い値がさ株が水準を押し上げたこともあって、その反動が出た形だ。もっとも売り一巡後は押し目買いが広範囲に入り、為替市場でドルが買い戻されたこともあって売り一巡後は下げ渋っている。

　個別ではファナック<6954.T>が安く、ファーストリテイリング<9983.T>も軟調。三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売りに押された。セレス<3696.T>が急落したほか、ＧＭＯインターネット<9449.T>も大幅安。ＮＩＳＳＨＡ<7915.T>、パソナグループ<2168.T>なども安い。半面、キーエンス<6861.T>が商いを伴い上昇、村田製作所<6981.T>、ＴＤＫ<6762.T>もしっかり。Ｍ＆Ａキャピタルパートナーズ<6080.T>が値を飛ばし、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884.T>は一時ストップ高に買われた。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）