東京株式(大引け)=67円安、反落も個別物色意欲は旺盛で値上がり銘柄1200弱

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/09/26 15:46
 26日の東京株式市場は売り優勢でスタートし、日経平均は途中下げ渋る場面もあったが、戻し切れず後場に下げ幅を広げた。ただ個別には上値を追う銘柄が多い。

 大引けの日経平均株価は前日比67円39銭安の2万330円19銭と反落。東証1部の売買高概算は17億8031万株、売買代金概算は2兆5341億1000万円。値上がり銘柄数は1189、対して値下がり銘柄数は732、変わらずは107銘柄だった。

 きょうの東京市場では、日経平均が反落。前日の米国株市場でハイテク株が売られNYダウやナスダック指数が軟調だったことや、為替が1ドル=111円台へと円高に振れたことが嫌気された。日経平均は寄り後にいったん戻り歩調となったが、後場に入り売り直された格好だ。背景には先鋭化する米国と北朝鮮の対立がある。ただ、地政学リスクが意識されるなか日経平均は下げたものの、個別物色意欲は旺盛であり、特に中小型株物色の勢いが目立つ。全体売買代金は2兆5000億円台と再び増勢で、値上がり銘柄数は1189に達し、値下がり銘柄数を大幅に上回っている。きょうは3月決算企業の中間期および9月決算企業の権利付き最終売買日にあたることで、駆け込みで権利取り狙いの買いが入ったことも全体相場を支えた。

 個別では、任天堂<7974.T>が軟調、ソフトバンクグループ<9984.T>も値を下げた。東京エレクトロン<8035.T>村田製作所<6981.T>が下落、ソニー<6758.T>ファナック<6954.T>なども売りに押された。ノーリツ鋼機<7744.T>enish<3667.T>が大幅安、太陽誘電<6976.T>KLab<3656.T>なども大きく売られた。JPホールディングス<2749.T>も利食われた。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>がしっかり。NTT<9432.T>が買いを集めたほか、日本郵政<6178.T>も堅調な動きをみせた。JR東海<9022.T>が買われ、JAL<9201.T>も上値を追った。ビジネス・ブレークスルー<2464.T>が急騰、ラウンドワン<4680.T>TAC<4319.T>なども大幅高に買われた。ハマキョウレックス<9037.T>ホソカワミクロン<6277.T>が値を飛ばし、ウィルグループ<6089.T>も高い。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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