東京株式(大引け)=23円安、地政学リスクを背景に朝高後に値を消す

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/07/04 15:54
 4日の東京株式市場は、朝方は買い優勢で始まったものの、その後伸び悩み、後場に入ると北朝鮮の軍事的示威行動を嫌気して日経平均株価はマイナスに転じた。

 大引けの日経平均株価は前日比23円45銭安の2万32円35銭と小幅反落。東証1部の売買高概算は18億5772万株、売買代金概算は2兆5053億6000万円。値上がり銘柄数は530、対して値下がり銘柄数は1374、変わらずは118銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方はリスク選好ムードのなか日経平均は続伸でスタートしたが、ほぼ寄り付き天井の形となった。前日の米国株市場でNYダウが大幅に上昇、原油市況高や為替のドル高・円安も追い風材料となったが、米株市場でのハイテク株売りの流れが重荷となった。また、午前中に北朝鮮が日本海に向け弾道ミサイルを発射したほか、後場取引時間中に午後3時半に同国が「特別重大報道」をすると伝わったことから、全体相場は円高に振れる為替と歩調を合わせ、地政学的リスクを警戒した売りに値を消す展開となった。日経平均は一時2万円大台を割り込む場面もあったが、大引けにかけて買い戻され、結局下げ幅は20円強の下げにとどまった。自動車株が強い動きをみせ、全体相場を支えた。

 個別では、任天堂<7974.T>が東証1部で群を抜く売買代金をこなしながらも大幅安、ソフトバンクグループ<9984.T>も軟調で9000円台を割った。出光興産<5019.T>が急落、ソニー<6758.T>東京エレクトロン<8035.T>村田製作所<6981.T>なども売り物に押された。enish<3667.T>キユーピー<2809.T>などの下げが目立つほか、東邦チタニウム<5727.T>リンクアンドモチベーション<2170.T>も下落した。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>SUBARU<7270.T>など自動車株が値を保ち、ファナック<6954.T>も頑強。芦森工業<3526.T>は連日のストップ高と気を吐いた。石川製作所<6208.T>など防衛関連が物色され、土木管理総合試験所<6171.T>は伸び悩んだものの上値指向を継続。サニックス<4651.T>も値を飛ばした。低位株では岩崎電気<6924.T>KNT-CTホールディングス<9726.T>なども買いを集めている。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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