3月米利上げ観測高まるが、先ずは米大統領議会演説待ち!
マーケットコンディション
昨日のドル円は、112.69円で始まると、東京時間は、月末の実需系のドル売りで112.49円まで下押しし、その後も112円台半ばで重い動きとなった。ロンドン時間、トランプ米大統領の議会演説を控えて小動きの中、東北地方の地震などでのリスク回避からドル円は112.12円まで下落。NY時間、夜間取引の
日経平均先物が軟調、米10年債利回りの低下、月末の断続的なドル売りも入り、ドル円は111.69円まで下落。その後、ウィリアムズ米SF連銀総裁が「3月利上げを真剣に協議する」と発言、ダドリーNY連銀総裁が「利上げの根拠はより説得力のあるものになっている。fairly soonは近い将来を意味する」などの発言を受け、米10年債利回り上昇すると、ドル円は112.89円まで急騰し、112.73円でクローズをむかえた。
3月米利上げ観測高まるが、先ずは米大統領議会演説待ち!
本日11時に、トランプ米大統領議会演説があるが、「驚異的な税制改革」に関しては、医療保険改革などがまとまらなければ具体的な数字、明確なスケジュールを示すことはできないことが示唆されており、若干期待感は後退している感じがする。とはいえ、トランプ大統領の発言は注目度が高く、ドル円は115円若しくは110円への両サイドに動く可能性を残している。そのような中、米要人発言から3月米利上げの可能性が高まる。かりに、トランプ発言で下振れした場合は、押し目買いのチャンスかもしれない。
☆戦略
買い (111円割れで撤退)
注)本日の予想は3月1日9:40に寄稿したものです。
また、上記レートは弊社外貨exの提示したレートを参考にしたもので、実際の取引可能なレートと異なる場合があります。
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