東京株式(大引け)=58円高、米株高受けメガバンク中心に買われる

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2017/02/06 16:04
 6日の東京株式市場は前日の米株高を引き継ぎ高く始まったものの、その後は上値も重く、日経平均株価はマイナス圏に沈む場面もあった。

 大引けの日経平均株価は前週末比58円51銭高の1万8976円71銭と続伸。東証1部の売買高概算は17億9766万株、売買代金概算は2兆1807億7000万円。値上がり銘柄数は1132、対して値下がり銘柄数は728、変わらずは142銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝方はリスクを取る動きが目立った。注目された1月の米雇用統計が雇用者数増加など市場予測を上回る内容であったことに加え、トランプ大統領による金融規制見直し指示が好感されてNYダウが急伸、この流れが反映された。しかし、最近ではトランプ大統領の打ち出す保護主義的な政策に対する警戒感も強い。きょうは足もと1ドル=112円台前半ばで円高含みに推移する為替相場も重荷となり、買い一巡後は売り圧力が顕在化し、日経平均は前日比マイナスで推移する局面もあった。金融関連株が買われた米株市場の地合いを引き継いでメガバンクが買われたほか、決算発表をにらみ好業績銘柄が物色された。一方、円高警戒感から輸出主力銘柄を中心に売り物も厚かった。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が大商いで上値追いを強めている。ソフトバンクグループ<9984.T>も堅調。ソニー<6758.T>も買いが優勢となった。ヤフー<4689.T>は一時ストップ高に買われる人気となった。アイスタイル<3660.T>レック<7874.T>ホシデン<6804.T>なども値幅制限いっぱいまで上昇した。このほか、イビデン<4062.T>三菱ガス化学<4182.T>なども物色人気を集めている。

 半面、任天堂<7974.T>が冴えず、信越化学工業<4063.T>も売りに押された。シスメックス<6869.T>も安い。タカタ<7312.T>がストップ安に売られ、UACJ<5741.T>ヤマハ<7951.T>なども急落。帝人<3401.T>が大幅下落したほか、ショーワ<7274.T>日本ライフライン<7575.T>も下値模索の展開となった。レンゴー<3941.T>も値を下げた。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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