東京株式(大引け)=151円安、イタリア国民投票受け利益確定売りを誘発

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/05 15:57
 5日の東京株式市場は利益確定売りが優勢で、日経平均株価は終始軟調だった。イタリアの国民投票の結果を受けてリスクを避ける動きが鮮明だった。

 大引けの日経平均株価は前週末比151円09銭安の1万8274円99銭と続落。東証1部の売買高概算は20億6800万株、売買代金概算は2兆2937億9000万円。値上がり銘柄数は539、対して値下がり銘柄数は1327、変わらずは124銘柄だった。

 きょうの東京市場は前週末に続き、利益確定の動きに押される展開に終始した。前週末の米国株市場では主要指数が高安まちまちの展開だったが、為替が円高含みに推移していたことで警戒感を募らせた。そうしたなか、朝方にイタリアの国民投票で改憲反対派が勝利し、レンツィ首相が辞意を表明したことが伝わり、全般はリスクを回避する流れが強まった。海外ヘッジファンドなど短期筋の売りが一部で観測されている。しかし、ドル円相場は投機的な円買いの動きに発展することなく、1ドル=113円台半ばを軸にもみ合ったこともあって、売り一巡後は主力株に押し目買いの動きもみられた。日経平均の下げ幅は限定的なものにとどまっている。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが利益確定売りに軟調、円安一服を受けてトヨタ自動車<7203.T>など自動車株も総じて弱い動きとなった。連日ストップ高で注目の安永<7271.T>は、きょうはストップ高目前まで買われた後に軟化して安く引けた。ディー・エヌ・エー<2432.T>が売られ、日本金銭機械<6418.T>なども下落した。

 半面、住友化学<4005.T>は買いが優勢、三菱商事<8058.T>もしっかりだった。日本アジア投資<8518.T>が連日のストップ高で買い物を残した。三井ハイテック<6966.T>DMG森精機<6141.T>などが値を飛ばし、日本駐車場開発<2353.T>も物色人気となった。東邦亜鉛<5707.T>が大幅高となったほか、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>の上昇も目を引く。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ

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