メールソフトの設定を最上位に厳しくしたまんま、ついうっかり「日本の古本屋」の会員登録をしようとしてしまった。　そのお蔭で、「日本の古本屋」からの返信メールを受け取れず、会員登録ができずに、時間を無駄にした。　このような場合には、会員登録の直前に、最上位セキュリティでたまっているメールを処理してから、いったんセキュリティを解除し、その直後に即、会員登録をすれば何も問題は起こらない。イイ勉強になった。　「日本の古本... ...続きを読む

今月はあまり面白い作品がないのだが、強いてあげれば、ベルトン・コップという作家の「消えた生け贄」（創元社）だろう。 解説によると、作者は六十六のオジイサンで、三十七も長篇を書いているという。〈クライム･クラブ〉の面白いところは、こういうヘンな作家をさがし出してくることで、いつまでもクリスティ、カーでもあるまいから、読者としてみると、たいへんありがたい。 ふつうに書けば、平凡な本格物になってしまうのが、ちょっとプ... ...続きを読む

「十日間の不思議」は、舞台を、クイーンの愛読者にはおなじみのラッツヴィル（架空の田舎町）にとっています。一九四二年の「厄災の町」、四五年の「フォックス家」につづくライツヴィルものの第三作です。 ポケ・ミスにして三百頁以上の厚さで、登場人物は四、五人しか出ないので、さぞかし面白いだろうと思ってよんでいったのですが、よみ終えて呆然とするような失敗作でした。 このおよそ単純きわまる事件をクイーンのようにオツムのよろし... ...続きを読む