タグ:昭和残影 のブログ

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  •  平清盛公は、青春時代に發狂した。いやさ狂人よりも狂人になった。ひととして、してはならぬことをし、言ふてはならぬことを言ふた。これでは、ならぢと親代わりに清盛公を育てた,お爺さんが、清盛公のもとへと、意見しに行った。話も夜半に入ると、つひに清盛公は、泣きながら告白を始めたのだ。自分は、ほんとうは父の子ではなひのだ。母が女房として参内してるときに、帝(ミカド)の御手付きがあり、わが家に,降(くだ)しおかれて、産... ...続きを読む

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    登録日時:2017/11/18(10:42)  
  • 「わたくすといふ存在に、さふいふ性質があるのなら、一死万死(いっすばんす)に値ひすますーっ。」と報道陣に取り囲まれて、竹下登総理大臣は、声を放って男泣きに泣くのでした。  その泣きようは、テレビで見ていても、尋常ではなかったなぁ。顔が崩れて行くーっ!このひと、ほーんと、頭おかしくなったんぢゃなひの。待てよ!これに類した絵画を見たことがある。それは、パブロ・ピカソの名画「泣く女」。リクルート事件のさい、国もとの秘... ...続きを読む

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    登録日時:2017/10/07(09:21)  
  • 奪回!天皇陛下玉音レコードその前に、ど!根性手書き東京ローソク足 OPEN 16870HIGH 16930LOW  16840CLOSE16870WINDOW-10 さぁ~っ物言わぬ虚空の彼方よりあらわれいでよローソクよ!TOKIOの眞實・眞相を吾に告げよ!あらわれいでたるローソク足は、「十字線」ローソク・ボディ0(正確には3円)。上髭60.下鬚30.単線観測・・・十字線(寄引同時線)。転換暗示... ...続きを読む

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    登録日時:2016/08/15(15:48)  
  • 麦秋、その前に、ど!根性手書き東京ローソク足OPEN16390HIGH16630LOW 16390CLOSE16470  WINDOW none さぁ~つ物言わぬ虚空の彼方よりあらわれいでよローソクよ!!TOKIOの眞實・眞相を吾に告げよ! あらはれいでたるローソクは、「上影陽線」ローソク・ボディ+80.上髭+160.下鬚0.この場合、市場のメンタルは、失望・高値警戒感。ローソク足並びは、13日... ...続きを読む

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    登録日時:2016/05/16(17:26)  
  • 猪木、猪木、猪木の掛け声と共にリングへの階段をおりてゆくアントニオ・猪木。伴奏は、御存じ「イノキ・ボンパイエ」。「ワン、ツー、スリー。ダーツ!」とリングへとかけ上る。マイクを取ると、「元気ですかー!みなさーん」とさけぶ。すると会場からも「元気ですよ~っ!」と、声援が挙がる。  だが、きみ知るや。アントンかならずしも健康とは、言いきれなかった。プロレスの世界に入門したら、「これから、アメ公... ...続きを読む

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    登録日時:2016/04/29(16:09)  
  •   うみゆかば、みずくかばね。やまゆかば、くさむす、かばね。おおきみの、へにこそしなめ、かへりみは、せじ。大伴家持「万葉集八十巻」 作曲 信時潔  横山先生(仮名)は、ひさびさ孫を連れて、故郷の鹿児島縣加世田市に帰郷された。加世田市の東シナ海に面した萬世海岸という松林の中の小さな神社に、お参りをされた。参道を進んでいると、男の子の初孫が、中途で、ピタッと止まって、だふしても前ゑ進もうとしなひ。前を指さして言ふ。... ...続きを読む

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    登録日時:2015/08/17(16:55)  
  •  若い血汐の予科練は、七つ釦は、櫻に錨。今日も飛ぶ飛ぶ、霞ヶ浦にゃ、でっかゐ希望の雲が湧く。出所、(若鷲の歌)西条八十作詞  薩摩半島の南端に、国立公園指宿市魚見岳といふ風光明媚な所があるのですよ。錦江湾が見渡せて、知林ヶ島や名もない小島も見渡せます。しかし風景が美しゐだけのところには非ず。山のしたは海岸に面した断崖で、そこに指宿海軍秘密基地が、あったのです。これは、岸壁にトンネルを掘って、そこに神風機を隠して... ...続きを読む

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    登録日時:2015/08/13(16:58)  
  • 鹿児島縣に特攻基地おおし。僕の家から比較的近いのが、知覧特攻基地である。特攻平和会館があり、そこには、特攻隊員の遺書、辞世の句。両親、恩師、朋に宛てた手紙。記念品、写真などが、陳列されてゐる。   噫々、ここで哭かずんば、日本男児にあらず。これが、本當に同じ日本人なのだらふか。僅か二〇歳そこらの青年が、國を憂ゑ、、國難に身を殉じやふとしてゐる。なに?効果がなかった。いや~ぁ、沖縄戦の神風の猛攻におどろいたニミッ... ...続きを読む

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    登録日時:2015/08/11(16:03)  
  •  原爆の日 昔、俳優の渥美清と作家の早坂暁は、広島市を流れる太田川の屋台船のうゑで、天麩羅を食べながら、酒を酌み交わしながら、新シリーズ「ピカドンの辰」の打ち合わせを、していたさふだ。  途中、話が逸れて、原爆で死んだ早坂の妹の話になった。呉市海軍兵学校で兵学生(士官?)だった早坂に、わざわざ会いに、妹は、広島市を横断している間に、原爆の災難にあった。妹は、母より、「お前は、貰い子だから、お兄ちゃんと結婚できる... ...続きを読む

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    登録日時:2015/08/06(18:50)  
  •  炎天や 鰻地獄の土用丑の日                 放生会 一匹見逃す土用鰻            そうかい句 ◎懐旧。 僕の少年時代には、鰻なんて、それこそウジャウャゐたのになぁ。小學生の僕にも、いとも簡単に釣ったり、つかまゑたりした。今時期は、父と近くの川に夜釣りに行って、一〇匹ぐらいは、いとも簡単に釣れた。それを、たらいに入れておいて、次の日の朝、父が鰻をさばいた。いや、いやと暴れる鰻には焼酎を... ...続きを読む

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    登録日時:2015/07/24(18:00)  
  • 「ひとは簡単に黒白を附けるといふが、黒と白のあいだには、それこそ無限の色があるのだ。」出所:池波正太郎小説「黒白」  秋山小兵衛は、邪道に墜ちた剣客、波切八郎を成敗して、つぶやくのであった。また池波先生は、「男のリズム」といふ随筆のなかで、「とかく今のひとは、黒白を附けたがるやふになった。融通のきかない世間になった。」と昭和60年代に書ひておられる。小説家の直感とは、鋭ひものぢゃのふ。いまや平成となりて、いよい... ...続きを読む

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    登録日時:2015/07/07(17:25)  
  •   雨は、ふるふる城ケ島の磯に、利休鼠の雨がふる。北原白秋というのは、昔物語。昨今の南九州の雨は、もふスコールなり。  「そふかひよ。たふたふ二十四節氣が使えぬやふになったど。」と小生に老易者様は、嘆くのでした。この人は、3.11東日本大震災を、まえの年の師走に、小生に予言したり。ただ山形屋まえの立ち話であつたので、「暦が狂ひだしてをる。三月になったら、何かが起こる。」とのことであった。   如蘭堂先生は、鹿児... ...続きを読む

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    登録日時:2015/06/15(17:39)