平成相場三昧伝 別伝 昭和残影 神風異聞

鹿児島縣に特攻基地おおし。僕の家から比較的近いのが、知覧特攻基地である。

特攻平和会館があり、そこには、特攻隊員の遺書、辞世の句。両親、恩師、朋に宛てた手紙。記念品、写真などが、陳列されてゐる。 


 噫々、ここで哭かずんば、日本男児にあらず。これが、本當に同じ日本人なのだらふか。僅か二〇歳そこらの青年が、國を憂ゑ、、國難に身を殉じやふとしてゐる。

なに?効果がなかった。いや~ぁ、沖縄戦の神風の猛攻におどろいたニミッツ海軍提督は、本國に、講和を打診していたのですよ。

you-tubeなんどに、神風機が、空母サラトガに突入していく動画が掲載されているけれど、将に闘志満々。

 「犬死。」日本共産党言。よくも言ったな。

「日本武士道最後の華。」三島由紀夫言。応(おふ)とも、異議なし。

ただし、太平洋戦争も末期になると、変わった声も聞こゑまする。


 滑走してゆく、隼戦闘機(陸軍のエース)をつつむ万歳の声に混じって、「アンタ、死ナナイデー」とその中尉の新妻の叫び声が挙がる。さふすると、その中尉の戦闘機は、不思議と故障してしまふ。

これが二度続いた。

そのたびに引き返してくると、相當この中尉は、裏で誹謗中傷を蒙ったみたひだ。


 僕がとっぴよしもなひ連想をするのは、むかし讀んだ量子物理学者デビット・ボームの文章だ。いわく「研究者は、強ゐ先入観を以て、電子顕微鏡を見ては、なりません。もうそれだけで、電子(クォーク)は、配列を変えます。」。つまり、精神と物質は、互いに影響を与え合ってゐる!

ひらったく言ふと、その若妻の一念が、隼を故障させたのかも・・・・・・・そこは、わかりませんけど。三度目の出撃で、その中尉は、散華された。合唱礼拝。


◎今日は、大荒れの日だった。中国は、人民元の切り下げをするし、ユーロドルは、流動性の低いところを、狙われてか、強烈なストップ・ロス・ハンティングにさらされた。豪ドルドル1万豪ドル売る。

本日これまで。Time up.



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