kabukabumanさんのブログ

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半導体の製造に不可欠なヘリウムガスの供給は大丈夫か?

【日経新聞 6月12日】

カタールとサウジアラビアやエジプトなどアラブ諸国との国交断絶で

半導体製造などに必要なヘリウムガスの流通が滞っている。

国内シェア5割の岩谷産業はカタールでヘリウムを産出して国内外で販売しているが

断交後、出荷が止まっている。

同社は「約1カ月は在庫がある」としているが、今後供給不足に陥る可能性も出て来た。


ヘリウムは光ファイバー、半導体の製造、MRIなどに用いる産業ガス。

カタールの産出量は米国に次ぐ世界2位で

日本の輸入量約1000万立方メートルのうち2~3割はカタール産だ。

岩谷産業はカタールで年間800万立方メートルを製造し、同国内外で販売している。


岩谷によると、カタールのガス田で採掘した液化ヘリウムは

陸路でサウジアラビアを経由し、アラブ首長国連邦(UAE)の港から船で日本に来るが

両国とカタールの断交で輸送が出来なくなった。

ヘリウム国内大手のエア・ウォーターも

「カタールからの供給が止まる可能性がある」と懸念している。


岩谷は米国からの輸入量を増やして対応したい考えだが、調達量を増やせるかは不透明。

日本のヘリウム調達はかつて9割以上を米国に依存していたが、2010年頃から在庫が減少。

岩谷は10年にカタールでヘリウムの権益を取得し、13年から輸入量を増やしていた。

問題が長期化すれば輸送ルートの変更などを検討する必要がありそうだ。


近年タンザニアで新たなヘリウムのガス田が発見されており、開発が加速する可能性もある。

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因みに2012年末に世界的なヘリウムガス不足が起こり

「ヘリウムガスショック」と呼ばれました。


国内ではガス会社の備蓄庫からヘリウムが消え

ヘリウムを使用する企業が稼働休止に追い込まれたり

東京ディズニーランドで販売されていた風船が発売中止になるなど

様々な影響を受けました。


また近年は半導体事業が超繁忙であり

ヘリウムガスの供給不足が深刻な事態に繋がらないことを願っています。


*ヘリウムは地球の大気中に極僅かしか含まれておらず

 天然ガス産出時の副産物として分離精製されます。

 また米国のほかロシア、カタールなど6カ国でしか生産されておらず

 近年発見されたタンザニアの巨大ガス田に世界中が注目しています。


 一方でヘリウムガスを節約する技術開発も進んでおり

 例えば日本電子グループの「ジオル・レゾナンス」は

 ヘリウムの補充が不要なNMR装置を世界で初めて開発し販売しています。

 http://www.j-resonance.com/


 ヘリウムガス消費削減への取り組み(島津製作所)

 http://www.an.shimadzu.co.jp/gc/eco/gas.htm

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さて日経平均は円高が一服したことで一週間ぶりに2万円を超えて引けました。


また今のところダウ、S&P,ナスダック(100)各先物も上昇していますが

最近のNY市場は場が開くと軟調になることが多いので

今夜は何とか踏ん張って欲しいものです。


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2件のコメントがあります
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2017/6/21 12:30

    タツさん こんにちは。


    反応早過ぎ。

    ただこの材料は予想されていただけにS高に張り付かなければOUTです。


    売りも多いので念の為175円で逆指値してますがどうなることやら


  • イメージ
    タツ1101さん
    2017/6/21 12:26
    こんにちは

    オンキヨーはIRが出たとたん飛び乗ったのですか?
    さすが~
    この行動力が必要ですね