NYダウとS&P500が高値を更新しました。
最近の流れから考えると時間の問題でしたが
EU発の金融不安は一体何処へ消えたのか?
何とも不思議を通り越して異常な光景に見えます。
これで次回の雇用統計が悪化すれば(多分悪化する?)
再びEUの懸念が蒸し返されて、世界的な株価大暴落というシナリオが頭に浮かびます。
ところで明日はLINEの上場、週明け19日はマザーズ先物取引の開始と
東京市場が賑わいそうな材料が続きます。
LINEは米国が先なので、過熱感はないと考えていますが
「マザーズ先物」の動向はまだ未知数で、どの様な展開になるのか全く想像出来ません。
<マザーズ指数寄与度上位銘柄>
①2121ミクシイ(13.5)
②4587ペプチドリーム(5.8)
③4565そーせい(5.0)
④7779サイバーダイン(4.2)
⑤4974タカラバイオ(4.0)
⑥4564オンコセラピー(2.8)
⑦2492インフォマート(2.4)
⑧4571ナノキャリア(2.1)
⑨4813ACCESS(1.7)
⑩2160GNI(1.6)
こうしてみると、ミクシイが断トツで、バイオ関連銘柄の多いことが解かります。
他にも、ヘリオス・グリーンペプタイド・アキュセラ・サンバイオなどが続いており
ミクシイが抜けるとバイオ銘柄のウェイトは益々高まり
「お宝銘柄」というより「宝クジ銘柄」が上位を独占してしまいます。
ここで思い出すのが5月の「アキュセラ事件」です。
確かにバイオ銘柄には夢はありますが
開発に長い時間を要することと、万一失敗した時の反動も大きく
個人的にはギャンブル性の高いセクターだという印象を持っています。
また新興銘柄の大半は企業規模が小さく、株価のボラが大きいだけに
「マザーズ先物」がどんな動きを見せるのか全く想像出来ません。
少なくとも個人が夢を持って投資している市場だけに
海外勢や機関投資家のオモチャにだけはして欲しくないと思います。
さて今日の東京市場ですが、ダウが高値を更新しても
流石に日経平均株価の上値は重くなるのではないでしょうか。
こういう日は何となく不気味です。


