kabukabumanさんのブログ
中国の経済成長率7%は怪しくなりました(^_^;)
明日は取り敢えずCMEに鞘寄せして始まりそうなので、
日経平均19000円割れは覚悟しないといけませんね。
問題はすんなり自律反発するかどうかですが、やはり海外勢の出方次第だと思います。
株価が一時的にせよ反発し易い材料は、上海総合指数が反発することだと考えていますが
中国の景気減速は思いの外重症だという声が多く聞こえて来るだけにあまり期待は出来ません。
先ず先週末に発表された8月財新製造業PMI速報値(47.1)は6年半ぶりの低水準でした。
さらに、中国経済を占う際に重要視される「電力消費量、鉄道貨物輸送量、銀行融資残高」が
リーマンショック直後の水準に近づいていることから
4~6月のGDP伸び率7%は極めて怪しい数字だと思われます。
また中国の金融当局は今のところ新たな株価対策を行わないと明言しており
株式市場が反発する材料は全く見当たりません。
従って上海総合指数(先週末:3507pt)は
明日にでも直近の安値3373ptを割る可能性が充分考えられるので
売買される方は必ずチェックして置くべきでしょう。
但し今週上海総合指数が反発したとしても
このタイミングでの買いは、超短期リバ狙いに徹するべきだと思います。
因みに、昨年1月の暴落時は2/4が一番底で、4/14に二番底がやって来ました。
この時は一番底より100円安い水準でしたが
二番底の方が一番底より安くなる可能性は極めて高いので注意が必要です。
地合いが急激に悪化した時は、「今日の安値が明日の高値」ということがしばしば起こります。
さらに、NYダウのPERが14.92倍であるのに対し、日経平均ドル建てのPERは18.36倍であること。
NYダウの数値を日経平均の数値で除したN/N倍率が、昨年4/14と先週末とでは
「1.16」➡「0.85」と大きく逆転していることなどから
日経平均がNYダウに比べ割高であることは否めません。
個人的には日経平均円建てのPERとNYダウのPERがほぼ一致する辺りが適正水準ではないかと
勝手な想像を巡らせていますが、仮に日経平均のPERを15.0倍だとすれば
日経平均株価は18800円となり、この辺りで下げ止まれば御の字だと思います。
但し昨年4/14のPERは13.76倍でしたから、その水準まで下がると17240円になります。
<今後の注意点>
◇新規の売買は、NY市場と上海市場が下げ止まったのを見極めてから行う方が無難
◇NYダウに比べ日経平均はPER比較ではかなり割高なのでNY市場の動向に注目(当たり前ですが)
◇二番底は一番底より深くなることを想定して置く(買い持越しは暫くハイリスク)
◇200日移動平均線は極めて強いサポートラインですが、簡単に下抜ける様なことになれば
日経平均円建てPERが14倍を割ることも充分有り得ると思います
◇上海総合指数が直近安値の3373ptをあっさり割ってしまうと市場はパニックに陥る可能性が高く
年初来安値3053pt割れも時間の問題だと言えそうです(こちらも目が離せません)
◇円買いやドル売りにはヘッジファンドが絡んでいる可能性が高いので為替の変動にも注目です
また8/11時点で円のショートポジションが極めて高い水準にあったことから
円ショートの巻き戻しが加速しているものと思われます(さらなる円高も)
http://zai.diamond.jp/list/fxmarket/imm