昨夜NYダウが-300$を超えた時点で降参しました(^_^;)マイッタ
今回の世界的な株価暴落はヘッジファンドの仕業だと分かっているにも関わらず
米国では9月利上げの懸念が払拭されていないことから、買い手不在になったのだと思います。
こうなるとNY市場の調整は利上げが実施されるまで続く可能性が高く
最も恐れていた疑心暗鬼の長期化が株価の上昇を妨げることになりそうです。
ところで今回東京市場に売りを仕掛けた主犯格はやはりCTAだそうですが
東京市場はイベントドリブン系ヘッジファンドが加担しているという報道もありました。
中でもCTAは商品相場の下落で大きな損失を抱えており
中国ネタを利用して株式市場に参入して来たのだと思います。
勿論その片棒を担いだのはABNアムロ銀行(オランダ)で
傘下のABNクリア証券がCTAに代わって先物売買を行っている様です。
暫くABNアムロの動向には要注意ですね。
また欧州系のヘッジファンドは主にニューエッジ(フランス)を通じて先物市場に参入しており
予想していた通り、昨年1月の株価暴落時と全く同じ状況に陥ったと言えそうです。
因みに昨年1月のケースは新興国ネタによる売り仕掛けでしたが
日経平均が高値を更新した直後ということもあり
下げ幅は、およそ一ヶ月で-2300円(下落率-14.0%)という暴落に繋がりました。
(2013年大納会日経平均終値:16291.31円 ➡ 2014年2月4日終値:14008.47円)
そういう意味では、今回も日経平均が高い水準(8/10:20808.69円)から始まった暴落なので
状況は極めて良く似ています。
以下は日経平均の参考数字です。
◇8/21終値:19435.83円(8/10終値からの下落率:-6.6%)
◇7/9の最安値:19115.20円(8/10の終値と比較すると-8.1%の水準)
◇日経平均200日線(18987.57円:8/10からの下落率-8.75%)
無論数字を幾ら並べても株価は需給次第ですから何処が底値かは分かりません。
強いて言えば、大多数の投資家がどの株価水準なら買う気になるかが問題なのですが
CME円建てが18970円ということは、ほぼ200日線に近い値です。
そこで200日線の意義についてここでお浚いして置きます。
①最も重要な中期線に位置付けられる
②機関投資家を初め大多数の投資家が注目する指標である
③テクニカル面だけでなく、市場心理が最も変化し易い水準である
つまり数ある移動平均線の中で
最もサポート・レジスタンスとして機能する可能性が高いのが200日線だと考えられているのです。
そこで幾つか仮説を立ててみました。
(仮説①)逆張り派が200日線を目安に買い始めるのではないか?
(仮説②)国内の政治環境を考えると、安倍内閣の支持率が最も低下している時期だけに
これ以上の株価暴落は何としてでも食い止めたいという力が働く筈だ・・・・
・・・と考える投資家が多数を占めるのではないか?
(仮説③)CTAを初めとするヘッジファンドの手口が明らかになった以上
日経平均19000円以下をさらに売り崩す可能性は低いのではないか?
そうでなくても東京市場には日銀やGPIFが控えているのだから・・・・
・・・と大多数の投資家が考えているのではないか?
あはは!株なんか止めて推理作家を目指した方がいいかも(^_^;)ナンテネ
いろいろ勝手なことを書きましたが、下がり続ける相場は無いので
個人的には週明け自爆![]()
覚悟でリバ狙いを考えています。200日線のサポートを信じて^^
<注意すべきポイント>
◇日経平均が200日線をあっさり割り込むとセリクラに発展する恐れがある
◇新興市場は一般的に戻りがワンテンポ遅れる傾向があるので慌てて買い向かう必要はない
◇個別銘柄の反発狙いは、下落率が大きい銘柄よりファンダが良好な銘柄を優先する方が無難
◇上海総合指数が直近安値3373ptを割るとナイアガラ状態に陥る危険があり
ヘッジファンドが再び勢い付く可能性がある