kabukabumanさんのブログ
2015年の日経平均は9000円~22000円(みんかぶ)
みんかぶニュースに登場しているM氏の予想は、以前から逆指標に利用させて貰ってます。
だからという訳ではありませんが、曲り屋こと私の予想レンジは14500円~18500円です。
その根拠?う~ん。。。強いて言えば以下の理由です。
◇米国の経済は好調だが、世界経済は決して好調とは言えない。
従って2015年度の米国経済は世界経済に足を引っ張られピークアウトする可能性がある。
実際、OECDの2015年経済予測は米国を除き鈍化を想定している。
◇今年のNY市場はダウとS&P500の度重なる高値更新が世界的な株高を牽引した。
しかし利上げの時期が近づくに連れ不安定な展開になると予想。(FOMC前後で株価が動揺し易い)
2014年の様に株価は一歩下がって二歩前進することはなく、良くても一進一退を想定。
◇FRBの利上げが現実になれば過剰流動性相場の縮小が想定される。
それはヘッジファンドにとって恰好の売り材料であり
一時的にせよ、世界の株式市場が混乱に陥る可能性は充分考えられる。
因みに、その時日経平均は2015年度の最安値を付ける公算が高いのではないか。
◇今年の株価はNY市場の勢いに引っ張られ、下落要因が随分マスクされている。
従ってダウの上昇が止まるか下降に転じれば、世界の株式市場は2014年の上昇分を
全て吐き出す可能性がある。
ロシア情勢の緊迫化やユーロ危機の再燃、中東問題など地雷は沢山埋まっているので要注意。
◇OECDは中国の成長率がmax5%まで低下すると予測。
2015年度は7%台の成長を維持するのが困難と思われ、世界経済の下振れリスクになり易い。
◇原油価格を初め、鉄鉱石、原料炭、非鉄金属などの下落が資源国経済に打撃を及ぼす。
サウジを初めとする中東諸国が原油を叩き売ればロシア経済は崩壊の危機に直面する。
因みにサウジは1バレル40ドルで充分ペイするし、イラクに至っては10ドルでも構わない。
◇対中国との領土問題が深刻化し、東アジアの緊張が高まる可能性。(ベトナムの態度硬化などから)
◇日本の輸出先を見ると、欧米の比率は29%(このうち対米輸出は18.4%)に止まっており
圧倒的にシェアの高いアジア(54%)向けは鈍化する可能性が高い。(インド以外は景気減速)
従って2015年度の輸出は全体的に低迷するのではないか。
◇日本株は追加緩和以降、急激な円安を背景に高騰したが、何時までも円安=株高が続く訳ではなく
2015年度の株価は実体経済に連動することを想定して置くべき。(恐らく海外勢の注目点)
しかも過度の円安は決して手放しで歓迎されるものではなく
賃金の上昇を伴わなければ消費が回復せず、景気の後退に歯止めがかからないのではないか。
◇アベノミクスに残された時間は実質1年余り。(2015年が正念場)
次回消費税増税までに景気を回復させる手立てがあるのか甚だ疑問。
公共事業投資を強化しても需給のバランスが崩れており実現は困難。(事業の受け手が居ない)
謂わばお手上げ状態ではないのか?
但し、日本株にとって明らかな追い風もあります。
◇日銀とGPIFを中心とした官制相場に支えられる(但しファンダが伴わなければシコリが残るだけ)
◇原油価格の安値安定が続けば国内景気にとって強い追い風となる
◇追加金融緩和が望める(欧州も同様)
◇円安の恩恵を受ける企業の業績が好調に推移する(但し企業間格差は拡がると思う)
結局2015年の株式市場は米国の景気次第という、極めてリスキーな環境ではないかと思います。
ですから米国経済が順調に成長を続ければ、輸出を中心に新興国経済も堅調で
さらにNY株式市場が続伸すれば、世界の株式市場も底堅く推移するでしょう。
しかし世界の景気減速が米国経済の成長を打ち消すことになれば、全く逆の相場展開もあり得ます。
つまり天と地ほどの差が考えられることで、日経平均予想も9000円~22000円という
およそ予想とは言えない開きが生じているのだと思います。
何れにしても個人投資家が利益を得るには、非常に難しい一年になるのではないでしょうか。
因みに、株は安い時に買って高い時に売るものだと言われますが
2015年前半は、高く売って安く買い戻す
そして後半は、安く買って高く売る投資戦略が得策になりそうな気がして仕方ありません。
タツさん こんばんは!
内部要因だけ考えれば
円相場は1ドル120円までが適度な水準ではないかという印象を持っており
むしろ110円でもいいくらいです。
日本の輸出企業が海外生産にシフトしている現状を考えるとその辺りかな?
なんて考えたりしますね。
また日本のGDPが2四半期連続マイナス成長になったということは
消費税の増税をきっかけに景気が後退していることを表しています。
しかし次回の増税時期が再来年の秋だとすれば
少なくとも2016年の春までに景気を回復させる必要があると思います。
でも結論から言うと限り無く不可能に近いでしょうね。
そんなウルトラC的な経済対策なんて有り得ないでしょうし
あればとっくにやってますよね^^
ですから、幾ら日銀やGPIFが日本株を買い支えても
海外勢は売りをぶつけて来るだけだで株価は低迷する可能性が高いと思います。
恐らく今海外勢が考えているのは、アベノミクスに秘策があるかどうか
そこを見極めてから日本株に本気で関わるつもりではないでしょうか。
少なくとも私が海外の機関投資家ならそう考えます。
因みにJPモルガンなどは2015年の日本株は買いスタンスなどと言ってますが
買うと公言して買うほどお人好しではありませんから
外資系証券の甘い言葉は絶対信じないことにしています^^
それから日経平均予想9000円は論外としても
私が過去の実績値を参考に導き出した日経平均とダウのN/N倍率の適正水準
0.92を基に計算すると、ダウが16300ドルの時日経平均は15000円になります。
しかもダウの17000円割れは充分あり得るので
日経平均予想の中央値は15500円~17500円として置きます。
まあ数字遊びの様なものですけどね。
今日の一句
「当たらない 相場予想は もう止そう」 遅松
こんばんは
'15の日経が10000円を切った予想をするアナリストは失格だと思います
黒田日銀、GPIFがいるのでありえないと思います
戦争、テロ、大地震等想定外のことがあれば別ですけど・・・
失格は言い過ぎですか~??
14500円はありそうだからイヤですね
18000円はリーマン前の高値だから、来年は難しい年ですね