kabukabumanさんのブログ
そろそろ建設株に注目かと
道路老朽化に対する「最後の警告」2014/4/17付「 日経新聞」朝刊
老朽化した道路をどう維持し利用者の安全を守るか。国土交通省の有識者部会が本格的な対策の実施を求める提言をまとめた。
日本にはおよそ70万の橋と1万のトンネルがある。そのうち橋では9割
トンネルでも7割は自治体が管理している。
老朽化で通行止めになったり通行規制されたりする例が増えており
橋だけで2013年4月時点で2100を超す。5年間で倍増した。
早期に危険性に気づいて対処するのなら、まだいい。
予算も人材も余裕がなく、十分に点検していない市町村が少なくない。
このままでは、12年末に中央自動車道の笹子トンネルで発生したような事故が頻発しかねない。
有識者部会はまず、すべての橋やトンネルを対象に5年に一度、全国統一の基準で点検するよう義務付けることを求めている。結果に基づいて安全度ごとに区分し公表する、という案だ。
老朽化対策にはお金がかかる。公共事業の重点を「造る」から「守る」へ移さなければならない。
その前提としても、インフラの安全性を「みえる」ようにする工夫が要るのは確かだ。
管理や補修を地域で一括して民間に発注したり、複数年にわたって契約したりすることも、提言は求めている。市町村や官民の枠を超えて、人材やノウハウを共有する仕組みが求められる。
民間からみると、道路を新たに造る場合に比べ点検や補修は手間がかかる割に採算がよくない。
このため機材の確保や技術開発が進みにくい面がある。
複数の橋やトンネルの管理を長期にわたって受注できれば、必要な投資が可能になるのではないか。
国や高速道路会社などが定期点検や補修を代行するのも一案だろう。
高速道路の上にかかる橋は市町村が管理している場合が多いが、高速道路会社が手掛ければ効率的だ。
インフラは適切に管理すれば寿命を延ばすことができる。
例えば、東京の隅田川には完成から80年を超す橋が10もある。
人口減を踏まえるなら、利用が少ない橋などは思い切って撤去してはどうか。定期点検に併せて利用者数も調べれば、地域住民の合意を得やすくなろう。
同部会は提言の冒頭部分で「最後の警告」と書いた。
問題を先送りしがちな行政への警鐘である。重く受け止め、すぐに対策に乗り出すべきだ。
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因みに、高度経済成長期に建設された全国の橋梁はかなり老朽化が進んでおり
長さ15メートル以上の橋の場合、一般的な耐用年数は50年ですが
建設後50年以上経過した橋は2011年度末でおよそ1割、2021年には3割に達するそうです。
この他老朽化した道路やトンネルなどを含めると
国交省の試算では、今後50年間で190兆円の予算が必要になるとのこと。
ところで建設関連株は東京五輪決定直後に軒並み急騰しましたが
その後は軟調な地合いが続いており、日柄調整も値幅調整も充分だと思います。
中長期投資の対象として、そろそろ機が熟したのではないかと感じており
特に道路・橋梁・トンネル工事に強みを持つ銘柄を追加しようかと考えています。
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こんにちは(^-^)
建設株 鉄骨やセメント 人件費の高騰で株価が低迷していましたが 10:30の西松建設の業績の上方修正と増配の発表 先日の大林道路の上方修正と増配と思った程 建設資材や人件費の上昇は影響が少ない感じですね
岩手県沿岸でも生コンのプラントが出来上がっており 生コン不足や値上がりは徐々に解消していきそうです。
アジア系のファンドも買っているようですから楽しみにしています。
岩手山さん、こんにちは!
コメントと貴重な情報有難うございます。
建設業界は人手不足で公共事業も一部請負業者がないそうですね。
それだけ超繁忙なら決算は良くて当然かも知れません。
元々株価的には地味な業界ですが
逆に大きなドカスカも少ないので低リスクだと思います。
実は前場で関連銘柄を3銘柄買わせて頂きました。
長期銘柄として当分の間寝かせて置くつもりです。
また面白そうな情報があれば教えて下さい!
今後とも宜しくお願い致しますm(_ _)m