kabukabumanさんのブログ
☆ロスカットルールについて
通常ロスカット=損切りですが、ロスカットルールはあらゆるロスを想定して作成しておくべきだと思います。
敢えてあらゆるロスと表現したのは、損切り以外にも利食いのロスや手数料のロスなどがあるからです。
<実損のロスカット>
①損失額を基準にしたロスカット(予め損切りラインを株価で設定)
②下落率を基準にしたロスカット(予め損切りラインを株価の下落率で設定)
損切りラインは一律何%でも構いませんが
取引ごとのリスク&リターンの設定や投資期間を考慮する方が合理的でしょう。
(例)→通常のカットライン3%~5%、短期1%~2%、中長期5%~10%
ハイリスクハイリターン10%~15%・・・・・etc
株価を逐一見ることが出来ない人や、損切りの決断に迷う人は無条件に逆指値を使えば良いと思います。
<機会損失のロスカット>
資金を有効に活用する為、予め決めておいた目標期間内に株価が上がらない場合はカットする方が賢明です。
配当目的で保有する場合を除き、含み益や含み損が無くても毎月検証することが望ましいと思います。
<利益確定のロスカット>
損切りは感情が邪魔をしないよう、予め決めておいたルールに基づいて機械的に行うのが普通です。
しかし利食いの場合は、株価の上昇パワーに勢いがあるかどうかで決断のタイミングが変わってしまいます。
株で損をする最も大きな原因が損切りを怠ることだとすれば
株で儲け損なう最大の原因は利食いのタイミングを間違えることでしょう。
つまり株で儲けることが上手な人と下手な人の差は利食い技術の差と言っても過言ではないと思います。
それでは具体的な利食い基準は?と訊ねられると返答に困りますが
一つのヒントとして、相場格言にある「半値戻しは全値戻し」の逆を考えてみてはどうでしょうか。
この格言は、下落した株が底打ち反転し下落幅の半分値を戻せば
その勢いで下落前の株価に戻ることが多いという意味です。
ですからその逆を想定し、持ち株が値上がりして含み益が最高額(天井)に達した時点から半分値を落とせば
買値まで下落する可能性が高まったと判断し、含み益が半分になれば売るという基準が生まれます。
強いて格言風に言えば「半値落ちは全値落ち」ということですね。
無論利食いは損切りと違って予め利食いラインなど決めず
出来高を伴って上げている間は多少なりとも欲張るべきだと思いますが
ケースバイケースで利食うタイミングの目安を決めておくと良いのではないでしょうか。
①時間をかけてジリジリ上げた銘柄でも含み益が30%を超えれば利食い
②短期間で急激に上げた銘柄はGUスタートした時点で一旦利食い
③含み益が半減したら利食い
④期間設定をオーバーした時はたとえ含み益が100円しかなくても一旦利食い
以上はマイ・ルールの一部ですが、幾らルールを決めていても、実際のトレードではやはり感情が邪魔をし
ロスカットのタイミングがズレてしまうことがあります。
つまりロスカットで重要なことはルールを決めることではなく、ルールを確実に実行することです。
皆さんも夫々にマイ・ルールを作って居られると思いますが
私の様に作りっ放しになっていないかを一度検証してみて下さい。
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