元祖SHINSHINさんのブログ
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大昔の外科医だったら、嗚呼なれたのに
確実な麻酔法がなかった頃のエピソード
★首を絞めて、失神してから手術した
★白熱した焼きごてをガンの患部に押しつけ、悲鳴と伴にショック死させた
★雪上に横たえ感覚を麻痺させた後に四肢を切断した
1881年、胃の全摘出に初めて成功したウイーン大学・ビルロート医師の言葉
「外科医として大成するには屍の山を築かねばならぬ」
この後、ビルロートより80年も早く、
マンダラゲ(曼荼羅華)とヤマトリカブトを利用し開発した麻酔薬(麻沸散)で
乳がん手術をした華岡青洲の話が続く。
★「病気の日本近代史」
秦郁彦著 文藝春秋 1,762円+税
第一章 黎明期の外科手術
めちゃめちゃ面白い本に遭遇してしまった。
血わき肉躍るとはこういうことかも知れない。
参考書籍や文献もしっかりと記録されており、
かっぱえびせんのように次の書籍に触手が伸びるだろう。
秦氏の専門は、政治史・軍事史だという。
今回、医学史に初めて挑戦すると。
秦氏の書籍を初めて読むのだが、
彼の書いた書籍は、どれも面白そうなものばかりだ。
大きな勝負を市場に挑む時、
麻酔薬があればいいのに・・・とは思うのだが、
そのかわり酒があるので、まっいいか♪
PS:肝臓のために、ナンパオを半額でたくさん買っておきましょうw
おはようございます。。。
=「外科医として大成するには屍の山を築かねばならぬ」=ですか。。
まだ、【屍】と認識しているという事は、
まともな精神を堅持していたのでしょう。。。
そのうち、中には、現在では、【屍ではなく、単なる、物質・物体】
または、研究材料と認識している人も多いような気もしたりして。。。
華岡青洲は、和歌山の人ですが。。。
=実母の於継と妻の加恵が実験台になることを申し出て、数回にわたる人体実験の末、於継の死・加恵の失明という大きな犠牲の上に、全身麻酔薬「通仙散」(別名「麻沸散(まふつさん)」)を完成。=ですからね。。。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E5%B2%A1%E9%9D%92%E6%B4%B2
どちらが、=凄惨な現場=なのか、判断に苦しみますが。。。
どちらも、【ギリギリの中で正しく、生きていた!!!】という事は
言えるのかもしれません。。。
権左衛門さん、こんばんは。
仰せの通り、いつの時代でも何が正義なのか難しいところですね。
己の偽りのない心に問いただして、
それでも魂(これが内在神なのかも)が行けというのなら、
従うしかないのかも知れませんね。
それと、731部隊の書籍など読むと、
時代によっては、こうまでも人間の心が荒むのかという想いがします。
nyajyaraネコさん、こんばんは。
しかし軍事兵器から民間転用されることがあるように、
何が本当の悪なのかも、
何が本当の正義なのかという命題と同じく、
二面性があって複雑なような気がします。
どうしても一回は通らなくてはならない悪の道が、
この世には存在するようです。