TAROSSAさんのブログ
ブログ
3メガバンクの株主総会で株主が増資に不満続出
29日までに開かれた3メガバンクの株主総会は役員報酬だけでなく、資本政策にも株主の強い関心が集まったようです。
国際的に銀行の自己資本規制が強化される中、メガバンクは相次いで大規模増資を実施し、結果的に株式の希薄化が進み、既存株主の不満が高まっているようです。
三井住友フィナンシャルグループの株主総会は、全21の質問中、6問が増資など資本政策関連だったそうです。
「株の希薄化で株価が低迷している」と不満を述べる株主もおり、北山社長は「重く受け止めている。企業価値向上に努める」と説明に追われたそうです。
三菱UFJフィナンシャル・グループの総会では、実施済みの増資だけでなく将来の資本政策にも関心が集まったそうです。
7月に2回目の大型増資を行うみずほフィナンシャルグループでは、株主の不満がより強く噴出したそうです。
株価低迷もあり、総会では「増資、増資…何回やったら気が済むのか。株主をバカにしているのか」など怒りが爆発したようです。
塚本社長は「成長の礎として資本充実が重要だ」と、ひたすら理解を求めたようです。
既存株主の怒りももっともですね。
>総会では「増資、増資…何回やったら気が済むのか。株主をバカにしているのか」など怒りが爆発したようです。
>塚本社長は「成長の礎として資本充実が重要だ」と、ひたすら理解を求めたようです。
>既存株主の怒りももっともですね。
今回の増資は外圧によるもの。
米国の銀行のチョンボにつき合わされ、えらい目に。
簡単なのは為替を変動相場から固定相場に戻せばすむこと。
動きすぎです。
増資は通常新規成長分野への投資のために行うものであり、
資本増強のために安易に増資するのは本末転倒だと思います。
資本を充実する手段としては増資だけでなく、
資本を毀損するような質の悪い事業への投資を止めれば良いのであり、
資本が毀損したということは経営に失敗しているということだと思います。
資本を毀損させた不良資産がなぜ発生したのか、
その経営判断をした経営者が責任を取らないと
経営失敗のツケを単に株主に転嫁しただけに終わってしまうでしょう。
株主の経営監視機能の重要性がますます高まっていると思います。
変動相場制から固定相場制への移行は、相当パワーがいってなかなか簡単にはいかないでしょうね。
みずほは今日も一時最安値になりましたね。
株主が経営者からつけを負わされていると思われても仕方ないことでしょうね。
そんな経営者が1億円以上の報酬を得ていると聞けば、なおさらですね。