kabukabumanさんのブログ

最新一覧へ

« 前へ32件目 / 全2193件次へ »
ブログ

マイ・メモ(長期投資には絶好のチャンス)

米国の債券市場で先月来、10年債と5年債の逆イールドが起こっています。
さらに昨年12月には5年債と2年債
今年3月には10年債と3ヵ月債の間でも逆イールドが発生しています。

ただ市場が最も警戒する10年債と2年債の利回りは逆転していないため
それほど神経質になる必要はないと思いますが。。。
(ITバブル崩壊・サブプライムショックでは、およそ1年前に利回りが逆転)

一方で、世界的なインフレ傾向は
「株式・金・不動産」などに投資するチャンスでもあり
中でも日本株は今後数年間続くと思われる対ドル円安が
海外勢の投資資金を呼び込むのではないかと期待しています。

また今回の円安は主な要因が日米金利差の拡大にあることを考えると
外部から為替操作などと言い掛かりを付けられる心配もなく
1ドル130円台定着も時間の問題ではないでしょうか。

因みに大和総研によれば、対ドルで1円円安になると
日本企業の経常利益は1500億円増加するそうなので
トラタヌながら、2年後には1.5兆円の増益が見込める可能性があり
中長期的に日本株投資は強気で良いと考えています。

理由はそれだけではありません。
米国の公的・私的年金(Max40兆円=これもトラタヌ)も待機中。
インフレが進めば個人の投資活動が活発になり
タンス預金(約80兆円)の一部が株式や不動産などへ向かう。
無論こうした予想は今のところ絵に描いた餅かも知れませんが
2年後の日経平均株価が史上最高値を更新する可能性は充分あると思います。

<インフレ環境下の投資に対する考え方> (私見です)
(1)原価の高騰を価格に転嫁出来る業種はインフレに強い 
 (帝国データバンク調べ)
 ①鉄鋼・非鉄・鉱業製品 製造及び卸売り
 ②専門商品小売り ③再生資源卸売り
 ④建材・家具・窯業・土石製品 製造及び卸売り
 ⑤化学品 製造及び卸売り ⑥飲食料品卸売り ⑦機械・器具卸売り など
(2)輸出比率の高い業種や銘柄(自動車産業の多くが上位)
(3)石油・非鉄金属・卸売業・商社・鉱業 など(経験則)
(4)資源関連株(原油・銅・ニッケル・コバルト・鉄鉱石・リチウム 他)
  ●銅はEVの普及が強い追い風 
  ●資源リサイクルにも注目(金・レアメタル など)
(5)アフターコロナのスタートは旅行から?(空運・鉄道・レジャー関連)
(6)米金利の上昇は景気敏感株に追い風(鉄鋼・化学・海運・機械・金融)
(7)その他 金・不動産・宝飾品・美術品 など(関連銘柄にも注目)

◎原価の高騰を価格に転嫁し難い業種は苦戦が予想される
①紙・パルプ ②出版・印刷 ③運輸・倉庫
④飲食店 ⑤農・林・水産 ⑥建設 ⑦輸送用機器・器具製造 など

インフレに弱いとされる業種は銘柄選択がより難しい
①ディフェンシブ株(食品・薬品・日用品・電気・ガス・運輸などが代表的)
②ハイテク株(以下の理由により業績や需給が悪化する恐れ)
 高PERの銘柄が多く、インフレ局面では益回りが大幅に縮小する
  従って少なくともPER3桁台の銘柄は避ける方が賢明
 ハイテク製品は製造工程が多く人件費がかかる
 原材料の高騰や金利の上昇が強い逆風
  しかも最近の原材料供給不足がさらに足を引っ張る
 
*但し株価は業績だけでなく需給にも大きく左右されますし
 地政学的リスクや新型コロナ感染のリスクも解消されていないので
 投資判断は自己責任でお願い致します。

(ご参考=主要市場 3月末時点のPER ドル換算)
①ナスダック 58.66倍 (依然割高 金利の上昇でさらに下押しも)
②SENSEX   24.91倍
③NYダウ     18.51倍
④日経平均  15.35倍 (円換算=13.30倍)
⑤FT100          15.16倍
⑥DAX              15.12倍
⑦上海             14.00倍
⑧ハンセン      8.10倍 (売られ過ぎ)            
コメントを書く
コメントを投稿するには、ログイン(無料会員登録)が必要です。
28件のコメントがあります(21〜28件)
« 前へ 1 2 次へ »
  • イメージ
    たか○さん
    2022/4/13 19:06
    しかし マザーズとジャスダックって 全然銘柄の質が違うんですね。ジャスダックは東証二部と同じにして 東一の半分をプレミアム それ以下と東証二部 ジャスダックをスタンダード マザーズがグロースという感じですかね。
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2022/4/13 12:38
    たか〇さん お疲れ様です。

    仰る通り中国経済は厳しい状況になりつつあると思います。
    新型コロナ感染の再拡大も気になるところで
    ゼロコロナ政策が裏目に出た格好でしょうか。

    公式発表で一日の新規感染者数は1000人~2000人ですが
    個人的には大都市圏だけの統計数字ではないかと疑っています。

    ところでグロース株の件ですが
    着実に業績を伸ばしているのに連れ安している銘柄は仕込み時だと思います。
    ただ米国の短期金利が3%に近づくと
    ナスダック指数が大きく調整する可能性もあるので
    当面は債券市場を睨みながら様子を見たいと考えています。

    個人的には、ナスダック指数がPER40~45倍くらいまで調整すれば
    その時は安心して買えると思います。
  • イメージ
    kabukabumanさん
    2022/4/13 12:17
    ちこ姉さん こんにちは。
    お返事が遅くなり申し訳ありません。

    最近超多忙でかなり疲れ気味です。
    新型コロナ感染は多少なりとも追い風になる仕事なので
    有難いことですが心中は複雑です。

    ところで最近私も物忘れが酷くなって
    スケジュールの見落としはないかと毎日ピリピリしています。
    それに大谷翔平も気になりますしね
    (鈴木誠也まではとても気が回りません^^)

    そんな訳で持ち株は放置したまま開店休業状態ですが
    そろそろ2年後に備え、意中の株を新規も含め増やしたいと考えています。
    まあ決算が出揃ってからでも遅くないと思うので
    思いっ切り下の方に指値したままの銘柄もあります。

    因みに、ちこ姉さんは多趣味なのでN知症の心配などされなくていいと思いますよ。
    曲がり屋の私が断言します(_ _*)アリャリャ

  • イメージ
    たか○さん
    2022/4/12 19:17
    確かに押してますが マザーズ ジャスダックの中で成長性もありPERも割安なのに 指数と一緒に売られまくってるやつらが 次の 利上げ相場完了後のねらい目かなと思っています。まああと半年後くらいの話かなww
  • イメージ
    たか○さん
    2022/4/12 19:15
    C7e98af9a 
    ハンセンはチャイナが上海への圧力を自身で強めいているのと、
    実際チャイナ自体が 一つの経済の高成長の終わりというか 不景気に入ってきている感を受けるのが最も気になることです。

    それを見越してのチャイナの割安感でしょうね。
    ナスダックは完全に割高ですけど、やっぱ世界的な銘柄はすごいですね。人気の表れです。


  • イメージ
    ちこ姉さん
    2022/4/12 16:11
    kabu先生
    お元気で いらっしゃいますか?
    今日、ついに 桜の花の開花が わが町で発表になりましたよ~。

    昨日の夜 ここにコメントを入れたんでございますが 寝る前にスマホでチェックしても無いから PC付けて見たけれど 残ってませんでした。
    どこへ消えてしまったのでしょうか?
    もしかして 心配してた N知症が進んできたのかもしれません。

    このところ ず~~~っと冬眠したままの私ですが。。。

    インフレが進めば個人の投資活動が活発になり
    タンス預金(約80兆円)の一部が株式や不動産などへ向かう。
    無論こうした予想は今のところ絵に描いた餅かも知れませんが
    2年後の日経平均株価が史上最高値を更新する可能性は充分あると思います。

     ↑ この文は 私もお気に入りになりまして 2年後を楽しみにのんびりやっていきます。
    ただ それまでに N知症が進まなければいいのですが・・・。
    (〃艸〃)ムフッ

    ではでは・・・。

  • イメージ
    kabukabumanさん
    2022/4/11 23:06
    美愛さん こんばんは。 早速コメントを頂きありがとうございます。

    リーマンショック以降、日本企業の内部保留は高水準を維持したままですし
    金融機関の投資意欲もかなり消極的になったと感じています。

    こうした状況に陥ったのは 長年続いたデフレ経済にも原因があると思うので
    今後インフレが進んだ場合、企業の対応(賃上げや株主対策)や
    金融機関の投資姿勢が変化したり
    さらには個人のタンス預金が目を覚ますことが充分考えられるため
    日本株は中長期的に右肩上がりが続くと予想しています。

    無論ご指摘のあった大学ファンドや米国の年金基金にも期待していますし
    今回の円安傾向は数年続くことが予想されるため
    2~3年後を見据えた時、4~5月の押し目は絶好の買い場になると考えています。

    一方、2022年3月期決算はそろそろ佳境に入りますが
    2023年3月期業績予想は、新型コロナ感染による原材料の供給不足や
    地政学的リスクに伴う原材料の高騰を理由に慎重予想が相次ぐ恐れもあるので
    個人的には顰蹙を買いそうですが
    仕込みたい銘柄が決算発表後に急落することを願って止みません(*´pq`*)
  • イメージ
    美愛さん
    2022/4/11 19:44
    こんばんは♪

    大正解!!だと思います。
    また、大学ファンドも買われていますし、日銀の政策は正解だと思います。
    国民の使わない無駄にため込んだ預貯金、企業の無意味な内部留保が動き出しています。
    増配、自社株買い、設備投資が盛んになります。

    一番かしこい保有のしかたは、日経平均構成率上位、時価総額上位で浮動株式が少ない外需銘柄が良いと思います。

    日銀は国民の預貯金、企業の内部留保を動かすために一生懸命、頑張っていると思います♪
« 前へ 1 2 次へ »