9,628円
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日経225先物は11時30分時点、前日比310円高の3万9720円(+0.78%)前後で推移。寄り付きは3万9570円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9570円)にサヤ寄せする形から、買いが先行して始まった。現物の寄り付き直後に付けた3万9530円を安値に上へのバイアスが強まり、中盤には一時3万9800円まで買われる場面もみられた。終盤にかけてはやや上げ幅を縮めたものの、3万9700円~3万9750円辺りでの推移となった。
日経225先物は、ソフトバンクグループ <9984> [東証P]、東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]など指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均株価を牽引するなか、ロング優勢の展開となった。チャート上では前日の陰線部分を埋めてきたことから、ショートカバーを誘い込む動きになったようだ。ただし、バンドが拡大傾向をみせているとはいえ、ボリンジャーバンドの+2σを上回っての推移からの一段高には過熱感が警戒されてくる可能性がある。そのため、後場は+2σを挟んだ膠着になりそうだ。
なお、NT倍率は先物中心限月で14.08倍に低下した。値がさハイテク株主導で日経平均型優位の展開を想定していたが、為替市場で円安が進行するなか、介入への思惑から金利が上昇しており、金融セクターへの物色も目立っていた。そのため、若干ながらTOPIX型優位の展開である。ただし、25日移動平均線(14.06倍)水準での推移であり、押し目ではNTロングを組成する動きが意識されやすいだろう。
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