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エムティジェネックスのニュース
先週の新興市場では、日経平均が22000円を挟み一進一退の展開となるなか、マザーズ指数や日経ジャスダック平均は軟調な展開が続いた。週初に日経平均がトルコリラ安を受けて22000円を割り込んだ場面で、新興市場でもリスク回避の売りが広がった。その後もお盆休み期間で取引参加者が少なく、外部環境にも不透明感が残るとあって押し目買いの動きは限定的だった。マザーズ主力株は決算を受けた株価下落が続き、指数を下押しした。なお、週間の騰落率は、日経平均が-0.1%であったのに対して、マザーズ指数は-4.5%、日経ジャスダック平均は-1.2%だった。マザーズ指数は16年12月以来の安値水準を付ける場面があった。
個別では、メルカリ<4385>が週間で9.2%安、MTG<7806>が同8.4%安とマザーズ時価総額上位は全般軟調だった。サイバーダイン<7779>は第1四半期決算を受けて同28.5%安と急落した。ミクシィ<2121>も戻りが鈍く同0.2%高となった。売買代金上位ではALBERT<3906>などが売り優勢で、和心<9271>やリファインバース<6531>が急落して週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、エクストリーム<6033>は週末に利益確定の売りが出るまで急ピッチの株価上昇が続いた。また、決算が好感されたFringe81<6550>やダブルスタンダード<3925>が上昇率上位となった。ジャスダック主力ではセリア<2782>が同1.4%高となったものの、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同1.9%安となるなどやはり全般さえない。売買代金上位ではユニバーサルエンターテインメント<6425>などの下げが目立ち、NFK-HD<6494>が週間のジャスダック下落率トップだった。反面、テリロジー<3356>などが大きく買われ、エムティジェネックス<9820>やホロン<7748>が上昇率上位だった。エムティジェネックスの株価は前週末の約2.3倍となった。
今週の新興市場は、引き続き不安定な展開となりそうだ。トルコ情勢や通商問題への警戒感が和らぐ場面では買い戻しの動きも出てくるだろう。しかし、マザーズ指数が節目の1000ptを割り込んでも押し目買い機運は高まらず、個人投資家のマインドや需給悪化は鮮明となっている。決算を受けて大きく売られているメルカリなどのマザーズ主力株も、目先は見直しのきっかけを見出しにくい。全体相場の影響を受けにくい小型株、あるいは比較的需給の良好な銘柄が選好されやすいだろう。
先週は、UUUM<3990>やヘリオス<4593>で新規高レーティング付与が観測され、賑わいを見せる場面があった。UTグループ<2146>は複数の証券会社が目標株価を引き上げている。決算発表後は材料出尽くし感からやや売りがかさんでいるが、再評価される場面も出てくるだろう。また、4-6月期決算発表が一巡し、取材等を経てレーティングを見直す動きが続きそうだ。4-6月期の好決算銘柄に改めて注目しておきたい。
IPO関連では、8月22日にチームスピリット<4397>がマザーズへ新規上場する。「クラウドサービス」「働き方改革」関連というテーマ性の高さで投資家の関心を集めており、約3週間ぶりのIPOということもあって積極的な初値買いが向かいそうだ。なお、先週はアズーム<3496>(9月20日、マザーズ)など3社の新規上場が発表されている。9月のIPO件数は計7社となった。
<HK>
個別では、メルカリ<4385>が週間で9.2%安、MTG<7806>が同8.4%安とマザーズ時価総額上位は全般軟調だった。サイバーダイン<7779>は第1四半期決算を受けて同28.5%安と急落した。ミクシィ<2121>も戻りが鈍く同0.2%高となった。売買代金上位ではALBERT<3906>などが売り優勢で、和心<9271>やリファインバース<6531>が急落して週間のマザーズ下落率上位に顔を出した。一方、エクストリーム<6033>は週末に利益確定の売りが出るまで急ピッチの株価上昇が続いた。また、決算が好感されたFringe81<6550>やダブルスタンダード<3925>が上昇率上位となった。ジャスダック主力ではセリア<2782>が同1.4%高となったものの、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>が同1.9%安となるなどやはり全般さえない。売買代金上位ではユニバーサルエンターテインメント<6425>などの下げが目立ち、NFK-HD<6494>が週間のジャスダック下落率トップだった。反面、テリロジー<3356>などが大きく買われ、エムティジェネックス<9820>やホロン<7748>が上昇率上位だった。エムティジェネックスの株価は前週末の約2.3倍となった。
今週の新興市場は、引き続き不安定な展開となりそうだ。トルコ情勢や通商問題への警戒感が和らぐ場面では買い戻しの動きも出てくるだろう。しかし、マザーズ指数が節目の1000ptを割り込んでも押し目買い機運は高まらず、個人投資家のマインドや需給悪化は鮮明となっている。決算を受けて大きく売られているメルカリなどのマザーズ主力株も、目先は見直しのきっかけを見出しにくい。全体相場の影響を受けにくい小型株、あるいは比較的需給の良好な銘柄が選好されやすいだろう。
先週は、UUUM<3990>やヘリオス<4593>で新規高レーティング付与が観測され、賑わいを見せる場面があった。UTグループ<2146>は複数の証券会社が目標株価を引き上げている。決算発表後は材料出尽くし感からやや売りがかさんでいるが、再評価される場面も出てくるだろう。また、4-6月期決算発表が一巡し、取材等を経てレーティングを見直す動きが続きそうだ。4-6月期の好決算銘柄に改めて注目しておきたい。
IPO関連では、8月22日にチームスピリット<4397>がマザーズへ新規上場する。「クラウドサービス」「働き方改革」関連というテーマ性の高さで投資家の関心を集めており、約3週間ぶりのIPOということもあって積極的な初値買いが向かいそうだ。なお、先週はアズーム<3496>(9月20日、マザーズ)など3社の新規上場が発表されている。9月のIPO件数は計7社となった。
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