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日経225先物は11時30分時点、前日比150円高の2万3440円(+0.64%)前後で推移している。寄り付きは2万3390円とシカゴ先物清算値(2万3380円)にサヤ寄せして始まった。現物の寄り付き直後に2万3330円まで上げ幅を縮め、その後は2万3350円を挟んでこう着が続いたが、前場半ば辺りから強含む展開となり、前引け間際には23470円まで上げ幅を広げた。
なお、前引けのTOPIXは0.79%の下落だった。9月決算の配当落ちによる特殊要因が大きいが、これまでも配当落ちであっても0.50%を超える下落場面においては日銀のETF買い入れが実施されており、後場は需給面での下支えが思惑視されそうだ。日経平均株価は配当落ち分の145円程度を考慮すれば実質プラス圏であり、強い展開である。ソフトバンクグループ <9984> やファーストリテイリング <9983> 、東京エレクトロン <8035> 、ファナック <6954> といった指数インパクトの大きい値がさ株が堅調に推移して日経平均を支えており、売り方は手掛けづらいだろう。
NT倍率は先物中心限月で14.18に低下しており、安いところでは14.14まで低下している。NTTドコモ <9437> がストップ高を付けており、TOPIXを押し上げた型。ただし、ストップ高のため、これ以上のインパクトは限られることから、8月28日安値の14.13割れはなさそうである。米大統領候補によるテレビ討論会を控えており、後場はこう着感が強まりやすいと考えられる。また、テレビ討論会でのトランプ氏の支持率逆転といった可能性も意識されやすく、リバランスも入りやすいだろう。いったんNTロングにシフトするもの一考であろう。
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