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T&Dホールディングスのニュース
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週連続で上昇、日銀会合結果に視線集中
2.週前半は手掛かり材料少なく、模様眺めムードに
3.日銀会合で緩和策維持が決定、日経平均は大幅上昇
4.個別ではインバウンドや子育て支援関連株に物色も
5.コロナ「5類」移行方針伝わる、リオープンに期待感
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比434円(1.7%)高の2万6553円と、2週連続で上昇した。
今週は、18日発表の日銀会合結果にマーケットの視線が集中した。発表当日は緩和策の維持を好感して全体相場は急上昇したが、その後は米株安の影響もあって上値を追う展開とはならなかった。個別ではインバウンド関連などテーマ物色の流れは継続した。
週明け16日(月)の東京株式市場は売り優勢でスタート。前週末の欧米株市場が総じて高かったものの、日銀の金融政策決定会合を前にした為替市場での円高の動きが相場の重荷となった。日経平均株価は前週末に続き2日連続で下落した。17日(火)の日経平均は、前日の米国株市場が休場で手掛かり材料が少ないなかも3日ぶりに反発。日銀会合の結果公表を控え模様眺めムードは依然として強かったが、一部空売り筋の買い戻しを巻き込み先物主導で上値を伸ばした。18日(水)の東京市場はリスクオンの流れが一気に加速。前場は様子見姿勢が強かった一方、後場は日銀会合で金融緩和策の現状維持が決まったことを好感し、主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。商い活発で日経平均は600円超高と大幅上昇した。しかし、19日(木)は打って変わって見送りムードの強い地合いに。前日急伸の反動が出たほか、米株市場で弱い経済指標を背景にNYダウやナスダック総合株価指数が下落した流れを引き継いだ。個別ではインバウンドや子育て支援関連など内需株の一角が買われた。20日(金)の日経平均は反発。前日の米株安を受けて東京市場も安く始まったが、下値では値頃感からの買いが流入し、売り一巡後はプラス圏に浮上した。政府が新型コロナウイルスの感染症法上の扱いを「5類」へ移行させる方針が場中に伝わり、リオープン(経済再開)期待の高まりから日経平均は引けにかけて上昇幅を拡大させた。
■来週のポイント
来週は3月期決算企業の第3四半期決算発表シーズンに入るため、決算絡みの個別銘柄の取引が活発化しそうだ。そのほか引き続きリオープン関連や、中国の景気回復期待からインバウンド関連も物色されるだろう。日経平均は25日移動平均線上まで戻しており、ここから更に上値を追えるかどうか注目される。
重要イベントとしては、国内は特になし。海外では23日に発表される米国12月コンファレンス・ボード景気先行指数、26日発表の米国10-12月期GDPと米国12月新築住宅販売件数、27日に発表される米国12月の個人所得と個人消費支出に注視が必要だろう。
■日々の動き(1月16日~1月20日)
【↓】 1月16日(月)―― 続落、円高進行を警戒し2万6000円台割れ
日経平均 25822.32( -297.20) 売買高11億4001万株 売買代金 2兆5564億円
【↑】 1月17日(火)―― 3日ぶり反発、欧州株高や円安を好感し買い優勢
日経平均 26138.68( +316.36) 売買高10億6526万株 売買代金 2兆4622億円
【↑】 1月18日(水)―― 大幅続伸、金融緩和政策の現状維持で買い安心感
日経平均 26791.12( +652.44) 売買高14億0987万株 売買代金 3兆2776億円
【↓】 1月19日(木)―― 3日ぶり反落、米株安や円高でリスク回避の売り優勢
日経平均 26405.23( -385.89) 売買高10億5460万株 売買代金 2兆5173億円
【↑】 1月20日(金)―― 反発、朝安も経済再開への期待が強まり買い優勢
日経平均 26553.53( +148.30) 売買高9億5227万株 売買代金 2兆2935億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、31業種が上昇
(2)上昇率トップはJAL <9201> など空運
(3)トヨタ <7203> など自動車、HOYA <7741> など精密機器、ソニーG <6758> など電機といった輸出株が買われた
(4)ベイカレント <6532> などサービス、三井不 <8801> など不動産、大成建 <1801> など建設といった内需株も高い
(5)上昇率2位となった郵船 <9101> など海運のほか日本製鉄 <5401> など鉄鋼、ダイキン <6367> など機械といった景気敏感株も堅調
(6)金融株は三菱UFJ <8306> など銀行が下落率トップ、T&D <8795> など保険も安い一方、
オリックス <8591> などその他金融は買われた
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(7) 円高メリット ── 引き続き高い関心集める
2(1) 防衛
3(5) パワー半導体
4(13) 地方銀行
5(2) 半導体
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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