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クレディセゾンのニュース
1.日経平均は2週連続で下落、週末の所信聴取に注目
2.週前半は手掛かり材料に乏しく、様子見ムードに
3.米経済指標受け金利上昇、グロース株中心に売り
4.祝日挟み一転上昇、米エヌビディア好決算受け
5.日銀総裁候補が所信、金融緩和継続の姿勢示す
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比59円(0.2%)安の2万7453円と、2週連続で下落した。
今週は、週前半は方向感の乏しい地合いだったものの、23日木曜日の祝日を挟みややボラティリティが高まった。米国の経済指標や金利の動向が引き続き注目されたほか、次期日銀総裁候補の所信聴取にマーケットの視線が集中した。
週明け20日(月)は、日経平均が18円高と小反発。この日夜の米国がプレジデントデーの祝日で休場ということもあり、参加者は限られ様子見ムードが強まった。銀行や鉄鋼などバリュー株への物色は続いた。21日(火)も引き続き方向感の定まらない地合いで、日経平均は58円安と小反落で着地。前日の米国株市場が休場だったことから手掛かり材料に乏しかった。朝方に先物を絡めたインデックス売りで下げ幅を広げる場面があったが、その後下げ渋るなど下値での押し目買いは活発だった。22日(水)は米株安を受けて幅広い銘柄に売り圧力が表面化し、日経平均は2万7000円近辺まで水準を切り下げた。前日の米国では、発表された経済指標が想定を上回る強い数字となったことで米金利が大幅上昇し、ハイテク株や景気敏感株などが大きく下値を試す展開を強いられた。この流れを引き継ぎ、東京市場でも高PERのグロース(成長)株を中心に向かい風の強い展開を余儀なくされた。23(木)は天皇誕生日の祝日で東京市場は休場。この日夜の米株市場では、半導体大手エヌビディア
■来週のポイント
来週も日米の金融政策が焦点となりそうだ。28日の米国2月のコンファレンス・ボード消費者信頼感指数、3月1日の同ISM製造業景況感指数など重要指標が多く発表される。国内では参院で植田次期日銀総裁候補の所信聴取があり、衆院と同様の内容になると思われるが注意する必要があるだろう。
重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される1月鉱工業生産、3日朝に発表される1月の完全失業率と有効求人倍率が注目される。海外では上記の米国重要指標のほか、1日に発表される中国2月製造業PMI、3日に発表される中国2月財新サービス業PMIに注視が必要だろう。
■日々の動き(2月20日~2月24日)
【↑】 2月20日(月)―― 小反発、手掛かり材料難で膠着相場の様相
日経平均 27531.94( +18.81) 売買高10億1308万株 売買代金 2兆2925億円
【↓】 2月21日(火)―― 反落、模様眺めムードのなか上値の重い展開
日経平均 27473.10( -58.84) 売買高10億0663万株 売買代金 2兆2796億円
【↓】 2月22日(水)―― 大幅続落、米株安を受けリスク回避の売り優勢
日経平均 27104.32( -368.78) 売買高12億0199万株 売買代金 2兆8131億円
【↑】 2月24日(金)―― 3日ぶり反発、金融緩和継続期待で買い優勢
日経平均 27453.48( +349.16) 売買高12億3456万株 売買代金 3兆0339億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、19業種が値上がり
(2)値上がり率トップは郵船 <9101> など海運。次いで日本紙 <3863> などパルプ・紙が大幅高
(3)輸出株はまちまち。ディスコ <6146> など機械が買われたが、
トヨタ <7203> など自動車、テルモ <4543> など精密機器は売られた
(4)内需株もまちまち。三井不 <8801> など不動産、三菱倉 <9301> など倉庫・運輸が高く、
OLC <4661> などサービスは下落率首位。ファストリ <9983> など小売も軟調
(5)金融株はクレセゾン <8253> などその他金融、野村 <8604> など証券が堅調な一方、
ゆうちょ銀 <7182> など銀行は安い
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(1) 人工知能
2(2) 半導体 ── 再び開かれた大相場への扉、機運到来の超割安「半導体関連」6銘柄
3(5) インバウンド
4(3) パチンコ・パチスロ
5(8) パワー半導体
※カッコは前週の順位
株探ニュース
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