938円
スクロールのニュース
日経平均株価
始値 22135.27
高値 22251.83(09:32)
安値 21529.83(14:59)
大引け 21530.95(前日比 -774.53 、 -3.47% )
売買高 13億6392万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3535億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は774円安と急落、2万1500円台まで一気の下げ
2.米国での感染第2波への警戒感が先物売りを誘発し後場に大崩れ
3.米株指数先物を横目に売り加速、下げ幅は4月1日以来の大きさ
4.ヘッジファンド筋の売りに加え、個人投資家の見切り売りかさむ
5.値下がり銘柄数1900近くに達するも売買代金は盛り上がらず
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比477ドル高と4日ぶりに反発した。アメリカ疾病管理予防センターが、新型コロナウイルスの感染者が増加した場合、厳しい予防措置が必要になると警告したことから、一時マイナス圏に下落する場面もあったが、前日の大幅安の反動もあり、値ごろ感からの買いが流入した。
週明けの東京市場では、後場に入り日経平均株価が大きく値を崩す波乱展開となった。海外ヘッジファンドなどの売りがかさみほぼこの日の安値で引けた。値下がり銘柄数は1900近くに達している。
15日の東京市場は、前週末の米国株市場で主要株指数が反発したものの反応は限定的で、米株価指数先物の下落を横目に後場に入って先物主導で下落相場が加速した。新型コロナウイルスの感染第2波が懸念される米国で、景気回復シナリオにも遅れが生じるとの見方が買いを手控えさせている。海外ヘッジファンドなどの先物売りに加え、押し目買いに動いていた個人投資家の見切り売りが加速して日経平均は770円を超える下げでほぼ安値引けとなり、一気に2万1000円台半ばまで水準を切り下げた。日経平均の下げ幅は4月1日の851円安以来の大きさとなった。なお、東証1部の売買代金は2兆3000億円と盛り上がりを欠いている。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が3000円を超える下げ、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>なども大幅安。キーエンス<6861>、ファナック<6954>も軟調。サンリオ<8136>が急落、三井E&Sホールディングス<7003>も大幅安。ダブル・スコープ<6619>はストップ安に売られた。アウトソーシング<2427>が大きく水準を切り下げ、エアトリ<6191>、トビラシステムズ<4441>などの下げも目立った。
半面、Hamee<3134>が急伸、古河電池<6937>も値を飛ばした。ネオジャパン<3921>、スクロール<8005>も大きく買われた。新光電気工業<6967>も商いを伴い高い。ヤーマン<6630>が上昇、テー・オー・ダブリュー<4767>なども水準を切り上げた。出光興産<5019>も堅調だった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は塩野義 <4507> 、アステラス <4503> 、出光興産 <5019> 、キリンHD <2503> 、NTTドコモ <9437> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約3円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、SBG <9984> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約265円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)倉庫運輸関連、(3)パルプ・紙、(4)食料品、(5)医薬品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)不動産業、(2)空運業、(3)その他金融業、(4)サービス業、(5)海運業。
■個別材料株
△Hamee <3134>
21年4月期は増収増益で1円増配を予想。
△レカム <3323> [JQ]
ウイルス除菌装置「ReSPR」海外7ヵ国での独占販売権取得。
△エイチーム <3662>
20年7月期営業利益予想を上方修正。
△ネオジャパン <3921>
2-4月期(1Q)経常は68%増益で着地。
△戸田工 <4100>
EV向け非接触給電用厚膜超大判フレキシブルフェライトシートを製品化。
△ベース <4481> [東証2]
上期経常を27%上方修正。
△ウエスコHD <6091> [東証2]
第3四半期大幅増益と株主優待制度の導入を好感。
△ヤーマン <6630>
今期経常は4%増益へ。
△オーエムツー <7614> [JQ]
第1四半期経常は8割増益。
△スクロール <8005>
5月度売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。
▼テラ <2191> [JQ]
金融庁による課徴金納付命令を嫌気。
▼CAICA <2315> [JQ]
20年10月期営業利益予想を下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Hamee <3134> 、(2)ネオジャパン <3921> 、(3)オリンピック <8289> 、(4)スクロール <8005> 、(5)エイチーム <3662> 、(6)古河池 <6937> 、(7)ニイタカ <4465> 、(8)ヤーマン <6630> 、(9)石川製 <6208> 、(10)戸田工 <4100> 。
値下がり率上位10傑は(1)レナウン <3606> 、(2)WSCOPE <6619> 、(3)Casa <7196> 、(4)インターアク <7725> 、(5)PI <4290> 、(6)プロレド <7034> 、(7)サンリオ <8136> 、(8)エアトリ <6191> 、(9)アイモバイル <6535> 、(10)三井E&S <7003> 。
【大引け】
日経平均は前日比774.53円(3.47%)安の2万1530.95円。TOPIXは前日比39.90(2.54%)安の1530.78。出来高は概算で13億6392万株。東証1部の値上がり銘柄数は255、値下がり銘柄数は1880となった。日経ジャスダック平均は3378.84円(39.62円安)。
[2020年6月15日]
株探ニュース
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